コッパ・イタリア決勝戦が11日に行われ、ユヴェントスとインテルが対戦した。


 大会連覇を目論むユヴェントスは、ジョルジョ・キエッリーニやパウロ・ディバラらがスタメン入り。一方、11シーズンぶりのコッパ・イタリア王者を目指すインテルは、ミラン・シュクリニアル、ラウタロ・マルティネスらが先発に名を連ねている。


 均衡が破れたのは7分。左サイドでのパス交換からニコロ・バレッラが持ち運び、カットインから右足を振り抜く。強烈な一撃はゴール右隅に吸い込まれ、前半の早い段階でインテルが先手を取った。


 対するユヴェントスも反撃へ。21分、右サイドからボールを引き出したディバラが、エリア内で左足シュート。直後の23分には最終ラインの背後に抜け出したドゥシャン・ヴラホヴィッチが左足を振り抜くも、どちらもサミール・ハンダノヴィッチに防がれ得点には至らなかった。


 ユヴェントスは徐々に前線からのプレッシングがハマり始め、ショートカウンターから決定機を演出。ディバラやフェデリコ・ベルナルデスキがシュートを狙うも、決めきれないシーンが続き、前半はこのままインテルの1点リードで終了した。


 後半に入ると一気にユヴェントスがギアを上げる。50分、ゴール前への圧力を強める中で、ヴラホヴィッチが反転シュート。相手DFに当たってボールがこぼれると、アレックス・サンドロがダイレクトで狙う。ハンダノヴィッチにとってはブラインドとなるシュートがネットを揺らし、ユヴェントスが試合を振り出しに戻した。


 直後の52分には再びユヴェントスに決定機。自陣からアルバロ・モラタが持ち運ぶと、ヘディングの落としを受けたディバラがダイレクトで背後にスルーパスを送る。抜け出したヴラホヴィッチはフェイントで相手を外してシュート。一度はハンダノヴィッチに弾かれるも、こぼれ球を冷静に流し込み、ユヴェントスがわずか3分で逆転に成功した。


 78分にはインテルにビッグチャンス。右サイドからのクロスボールをイヴァン・ペリシッチがヘディングで折り返す。ボールを受けたL・マルティネスが相手のファウルを誘発し、PKを獲得した。このPKをハカン・チャルハノールが落ち着いて決め、試合は再度イーブンとなった。


 その後は一進一退の攻防が続くも、追加点が生まれることはなく、試合は延長戦に突入した。


 延長戦に入って最初に仕掛けたのはインテル。95分、左サイドをドリブルで突破したペリシッチが高いクロスボールを送ると、ファーサイドのデンゼル・ドゥンフリースが頭で中央へ。ボールを受けに行ったステファン・デ・フライが倒された場面が、VARの結果PKとなった。チャルハノールがベンチに下がっていたことからペリシッチがキッカーを務めることに。GKの逆をつくシュートを左上に沈め、インテルが大きな勝ち越しゴールを挙げた。


 続く102分、フェデリコ・ディマルコのパスを受けたペリシッチがワントラップから強烈な左足シュートを放つ。狙い澄ました一撃はゴール右隅に突き刺さり、インテルが優勝を手繰り寄せる4点目を奪った。


 延長後半にはユヴェントスが前への圧力を強めるも、集中したインテル守備陣の前にチャンスを作ることができない。試合はこのままタイムアップ。インテルが11シーズンぶりにコッパ・イタリア王者に輝いた。敗れたユヴェントスは、11季ぶりに無冠でシーズンを終えることが決定している。


【スコア】

ユヴェントス 2−4 インテル


【得点者】

0−1 7分 ニコロ・バレッラ(インテル)

1−1 50分 アレックス・サンドロ(ユヴェントス)

2−1 52分 ドゥシャン・ヴラホヴィッチ(ユヴェントス)

2−2 80分 ハカン・チャルハノール(PK/インテル)

2−3 99分 イヴァン・ペリシッチ(PK/インテル)

2−4 102分 イヴァン・ペリシッチ(インテル)


【スターティングメンバー】

ユヴェントス(4−4−2)

GK:ペリン

DF:ダニーロ(41分 モラタ)、デ・リフト、キエッリーニ(84分 アルトゥール)、A・サンドロ(91分 ペッレグリーニ)

MF:クアドラード、ザカリア(67分 ボヌッチ)、ラビオ、ベルナルデスキ(67分 ロカテッリ)

FW:ヴラホヴィッチ、ディバラ(100分 M・キーン)


インテル(3−5−2)

GK:ハンダノヴィッチ

DF:ダンブロージオ(63分 ディマルコ)(115分 バストーニ)、デ・フライ、シュクリニアル

MF:ダルミアン(63分 ドゥンフリース)、バレッラ、ブロゾヴィッチ、チャルハノール(90+1分 ビダル)、ペリシッチ

FW:L・マルティネス(90+1分 A・サンチェス)、ジェコ(63分 ホアキン・コレア)