チェルシーに所属するドイツ代表DFアントニオ・リュディガーが、クラブの制裁は自身の契約問題に影響がなかったと語った。15日、スペイン紙『アス』が伝えている。


 チェルシーは、現行契約が2022年6月30日までとなっているリュディガーと何度も契約延長交渉を行なっていたものの、給与の金額などの問題から合意に至ることができず。今年2月には前向きに交渉が進んでいることも報じられていたが、オーナーを務めるロマン・アブラモヴィッチ氏が制裁を受けた影響で、新契約の締結が禁止され、契約更新が不可能となった。


 去就には注目が集まっていたが、先月24日にチェルシーのトーマス・トゥヘル監督が「状況は彼がクラブを離れたいということだ。彼はプライベートな会話でそれを私に伝えてきた」とリュディガーが今夏に退団することを明言。現在はレアル・マドリード加入が決定的となっていることが報じられている。


 14日に行われたFAカップ決勝でPK戦の末にリヴァプールに敗れたチェルシー。フル出場したリュディガーは試合後、「物事には深く入り込みたくはない」とコメントしつつ、「チャンスはあったが、制裁は問題ではなかった」とチェルシーと契約更新に至らなかったのはクラブの制裁が影響ではないと強調した。


「ここに来て5年になるが、浮き沈みがあるのは普通のことだ。ポジティブなことはたくさんあったが、違う結末を望んでいたからこそ、イライラしている理由もある。チェルシーは僕によくしてくれたし、僕もチェルシーのためによくしてきた。僕も家族もとても、とても感謝している。ここで男になった。子どもたちはここで生まれた。ロンドン、特にチェルシーは僕にとって常に特別な存在だ」


 なお、チェルシーは3年連続でFAカップ決勝に進出したものの、史上初めて3年連続で優勝を逃した(3回連続は1974年、1998年、1999年のニューカッスル以来)。また、同一シーズンにカラバオ・カップとFAカップの両大会の決勝で敗れたのは1996−97シーズンのミドルスブラ以来にもなった。


 カラバオ・カップ決勝と同様にPK戦の末にリヴァプールに敗れたことにリュディガーは「カラバオ・カップと同じようにいい決勝戦だったと思う。僕たちもチャンスがあったし、彼らにもチャンスがあった」と試合を振り返り、次のように続けた。


「PK戦は宝くじのようであることを知っているが、結局のところ僕たちは負けたんだ。これは勝つということであり、来シーズンのことではない。残念ながら、僕たちは勝利することができなかった。幸運か不運かなどと言うことはいつも難しい。僕自身としては(FAカップ決勝で負けるのは)3回目だ。だから、いつも不運、不運、不運だと言うことはできない」