アスレティック・ビルバオが、バルセロナからアトレティコ・マドリードにレンタル中のフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンの獲得に興味を示しているようだ。16日、スペイン紙『アス』が伝えている。


 今シーズンのラ・リーガを勝ち点「55」の8位で終えたアスレティック・ビルバオは、6月24日に会長選挙を控えている。同紙によると、次期会長候補の一人であるイニャキ・アレチャバレタ氏は、自身が会長に当選した暁には、かつてアスレティック・ビルバオを率いた経験があるマルセロ・ビエルサ氏を指揮官に復帰させるプランを画策しているとのこと。すでにビエルサ氏とも話し合いの場を設けており、来シーズンに向けて意見交換をおこなっているとされている。


 同紙によれば、その話し合いの中でビエルサ氏が獲得を熱望していた選手がグリーズマンだったようだ。グリーズマンは2021年夏にバルセロナからレンタルでアトレティコ・マドリードに加入。今シーズンは公式戦39試合に出場し8ゴール7アシストを記録していた。来シーズンもアトレティコ・マドリードでプレーすることが濃厚となっているが、同紙は仮に高額のオファーが提示された場合には移籍が容認される可能性があると指摘。アスレティック・ビルバオ側が今月中にもオファーの提示に踏み切る可能性があると伝えている。


 グリーズマンについてアトレティコ・マドリードのエンリケ・セレーゾ会長は先日、「彼は契約下にあるアトレティコの選手だ。彼は引き続きここにとどまる」と発言したとされている。しかし、グリーズマンが来シーズンの50パーセント以上の公式戦で45分以上プレーした場合には、付与されている4000万ユーロ(約56億円)の買い取り条項が強制的に発動されるため、アトレティコ・マドリード側も今夏の移籍を含め様々な選択肢を慎重に吟味することが予想される。


 グリーズマンの去就は、各クラブの様々な思惑によって振り回されることとなりそうだ。果たして同選手は来シーズン、どのクラブでプレーするのだろうか。