パリ・サンジェルマン(PSG)のナセル・アル・ケライフィ会長が、同クラブ所属のフランス代表FWキリアン・エンバペとの契約延長や、クラブの財政運営について言及した。21日、スペイン紙『マルカ』がコメントを伝えている。


 PSGとの契約が2022年6月30日までとなっていたことから、去就に大きな注目が集まっていたエンバペ。一時はレアル・マドリードへの加入で合意報道も出ていたが、最終的にはPSGとの契約を2025年まで3年間延長する運びとなった。急転直下のPSG残留となったエンバペに対し、アル・ケライフィ会長は次のように語り、契約延長は選手本人の意思が尊重された結果であると強調した。


「彼はお金のために契約延長を決めたのではない。私は昨夏、レアル・マドリードからの1億8000万ユーロ(約257億円)のオファーを断った。キリアン(エンバペ)がPSGに残りたがっていることを知っていたからだ。彼は自分の街のため、クラブのため、国のため、そしてスポーツプロジェクトのためにここでプレーすることを選択した。彼はプレーすることと勝つことだけを考えているんだ」


 同選手との新契約の内容は、契約ボーナス3億ユーロ(約430億円)、年棒1億ユーロ(約143億円)とも報じられていた。こうした破格の待遇に対し、一部ではPSGが現行のファイナンシャル・フェア・プレー(FFP)規則に違反しているとも指摘されており、ラ・リーガは実際に新契約の内容をめぐって、PSGを欧州サッカー連盟(UEFA)やフランスの財政当局などに提訴したとも伝えられている。こうしたことについて問われたアル・ケライフィ会長は次のようにコメントし、クラブの財政運営がFFP規則に違反していないと主張した。


「我々に何ができるのか、どの選手と契約できるのか、ということは我々自身が一番理解している。それが可能か不可能かをクラブ外の人間から言われる筋合いはない。我々が何かを行ったということは、それが我々にとって実現可能であったということだ。リオネル・メッシのケースを見てほしい。金銭的に不可能だと言われていたが、資金を作り出した。メディアで出てくること全てに対応している時間はない。ラ・リーガは自分達のことに集中するべきだ」