ガラタサライは8日、ナポリからベルギー代表FWドリース・メルテンス、アーセナルからウルグアイ代表MFルーカス・トレイラを完全移籍で獲得したことを発表した。


 2018−19シーズンを最後にスュペル・リグ(トルコ1部リーグ)優勝から遠ざかっているガラタサライが、ヨーロッパでの実績豊富な2名の選手を補強した。メルテンスは2021−22シーズン限りでナポリとの契約が満了を迎えていたため、フリートランスファーでの加入に。契約期間は2023年夏までの1年間で、1年の延長オプションが付随しているという。L・トレイラについては、イギリスメディア『イブニング・スタンダード』が550万ポンド(約9億円)の移籍金が生じたことを報じた。2026年夏までの4年契約を締結している。


 メルテンスは1987年5月6日生まれの現在35歳。母国ベルギーやオランダでのプレーを経て、2013年夏にナポリへと完全移籍した。加入初年度からレギュラーとして活躍し、2013−14シーズンは公式戦47試合に出場して13ゴール12アシストを記録。元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアイン(現:インテル・マイアミ)がユヴェントスへと移籍した後の2016−2017シーズンからは、本職のウイングではなくセンターフォワードとしてもプレー。ストライカーとしての才能を覚醒させ、公式戦46試合の出場で34ゴールをマークした。ナポリでは2013−14シーズンと2019−20シーズンにコッパ・イタリアを制覇。2014−15シーズンにはスーペルコッパ・イタリアーナのタイトルを勝ち獲った。9シーズンを過ごして公式戦397試合に出場し、クラブの歴代最多得点記録である148ゴールを挙げている。


 メルテンスは完全移籍加入に際し、クラブ公式サイトを通じてコメントを発表している。


「9年間をイタリアで過ごし、そろそろ変化が必要だと感じていた。ガラタサライのようなチームからオファーを受けることができて、素直に光栄だと思った。完璧なステップで、ここではとても素晴らしい歓迎を受けている。ナポリでファンの熱さには慣れていたけれど、僕らが到着した夜遅くまで皆が待っていてくれたのは、正直予想外だったね」


「僕は成功するためにここに来た。1年契約だけど、もっと長くいたいと思っている。クラブ、そしてファンの皆が僕を必要としている理由をピッチで示し、自分の力を発揮したい。このチームのためにすべてを捧げることを約束するよ。僕は常にゴールを決め、試合に勝ちたい選手だ。全力を尽くす」



 一方、L・トレイラは1996年2月11日生まれの現在26歳。母国ウルグアイを離れた後はペスカーラに加入し、2016−17シーズンからサンプドリアでプレーした。同クラブでは通算74試合に出場して4ゴールをマーク。ウルグアイ代表として2018FIFAワールドカップロシアで全5試合に出場し、ベスト8進出に貢献した後、アーセナルへと完全移籍で加入した。2018−19シーズンは主力に定着して公式戦50試合に出場したものの、徐々に序列が低下。慣れないイギリスの気候への適応などにも苦しみ、2020−21シーズンはアトレティコ・マドリード、昨季はフィオレンティーナへレンタル移籍していた。アーセナルでは公式戦通算で89試合に出場して4ゴールを記録した。


 L・トレイラもコメントを発表。「ここに来られてとても嬉しい。家族と一緒に考え、最良の決断を下すことができた。移籍の噂が出た時、ファンの方が僕だけでなく家族や恋人にまで、SNSで熱いメッセージをくれた。この決定には、彼らも一役買っている。本当に素晴らしい気分で、自分の着ているシャツを誇りに思っているよ。ここにいられてとても幸せだ」と、トルコでの挑戦をスタートさせることが決まった背景に言及した。


 さらに、「これから街、クラブ、チームメイトに慣れていきたい。一緒にトレーニングするのが楽しみだよ、前回の試合はとても重要で、クラブとして良いスタートを切ることができた。ここで歴史を刻めるように頑張っていきたい」と意気込みを語っている。



 ガラタサライは昨シーズンのスュペル・リグをまさかの13位でフィニッシュ。巻き返しを狙う今シーズンは、7日に行われた開幕戦のアンタルヤスポル戦を1−0で勝利し、白星スタートを飾っていた。