リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、同クラブに所属しているコロンビア代表FWルイス・ディアスについて語った。リヴァプールのクラブ公式サイトが同監督のコメントを伝えている。


 L・ディアスは今年1月にポルトからリヴァプールへと完全移籍で加入した。加入直後から左ウイングのポジションで出場機会を確保し、昨季のプレミアリーグ13試合の出場で4ゴール3アシストを記録。準優勝に終わったチャンピオンズリーグでも、決勝トーナメント全7試合のピッチに立ち、2ゴールをマークした。


 セネガル代表FWサディオ・マネがバイエルンへと移籍した今季は、絶対的なウインガーとして多くの期待が寄せられている。7月30日に行われたコミュニティシールドのマンチェスター・C戦、6日に行われたプレミアリーグ開幕戦のフルアム戦では双方スタメン出場を果たしていた。現時点で公式戦は2試合しか消化していないが、エジプト代表FWモハメド・サラー、ウルグアイ代表FWダルウィン・ヌニェスが公式戦2試合で2得点と好スタートを切った中、L・ディアスは現時点でノーゴールに。プレミアリーグ第2節クリスタル・パレス戦の前日会見でそのことを指摘されたクロップ監督は「それが理由で彼を外すようなことはない」と断言。マネとL・ディアスを比較する声も少なくない中、クロップ監督は得点のみに限定して選手を評価しないことを明かしている。


「他の2人(ヌニェス、サラー)が得点し、自分が得点できなかった時に、『点の取り方を教えてあげる』といったようなアプローチは無意味だ。必要ない。無得点なことは問題ではないのだからね。それが気になってしまうのはその場で感情的になっている時だけだ。もちろん、フィニッシュの質は大事だし、得点は彼を助けてくれるだろうけどね」


「サディオが抜けて、みんなが『サディオなしでどうやってプレーするんだ』って言っていたよ。去年の11月後半から12月頃にはサディオが得点から離れた時期があったが、彼はずっとスタメン出場を続け、最終的には多くの得点を決めた。だからこそ、得点だけを気にしている人は放っておけばいい。ルイスは調子が良くて、決定的な場面では運に見放されただけだ。私にとっては、決定機に顔を出していることのほうが重要だ。選手たちは得点を取れなかった時、その場で理由がわかっている。『あそこで決めてくれたらな』なんてことは言わない。選手にとってはわかりきっている、当たり前のことだからね」


「例えば、サディオがサウサンプトンでプレーしていたとき、我々を相手に3得点を奪った。だけど、彼だって毎週得点していたわけではない。一貫性を保つには、自信を持つこと、チームメイトとプレーする時間を増やして連携を深めること、チーム全体の試合の組み立てなど、様々なことが必要なんだ。それらにチームは向き合っていて、変えるつもりもない。


 また、クロップ監督は「我々のスタイルを理解することで、彼は間違いなく進歩した」と、L・ディアスが昨季途中からチームに合流したことが助けになっているとコメント。「しかし、それが原因で迷いが生じることもある。我々はウイングに柔軟性を持たせ、時には中に入ってくることも必要だ。これを繰り返すと、逆に外に張っていることのメリットも見えてくる。このような考え方の進化が彼のプレーを向上させる。学習過程における迷いは常に生じるもので、すぐに解決できるものではない」と話し、チームスタイルへの適応を目指す中でプレーにも変化が生まれることを主張した。