イタリア人指揮官ワルテル・マッツァーリ氏が、モロッコ代表の新監督に就任する可能性があるようだ。17日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えた。


 モロッコ代表では2019年8月からヴァイッド・ハリルホジッチ前監督がチームを率いていた。2大会連続6度目となるFIFAワールドカップ出場に導いたが、チェルシーに所属するMFハキム・ツィエクら一部の主力選手との確執が表面化。王立モロッコサッカー連盟(FRMF)は今月11日、双方合意の上でハリルホジッチ前監督との契約を解除していた。


 モロッコの地元メディアによると、すでにマッツァーリ氏はモロッコの首都ラバトでFRMFのファウジ・レクジャア会長と面会した模様。なお、FRMFはマッツァーリ氏のほかにも複数の候補者をリストアップしており、国内の強豪ウィダード・カサブランカを率いるワリド・レグラギ氏の名前も挙がっている。


 現在60歳のマッツァーリ氏は、2004年夏に就任したレッジーナでMF中村俊輔(現横浜FC)を指導。カルチョ・スキャンダルによる勝ち点はく奪処分を受けながらも奇跡のセリエA残留を達成し、監督としての名をあげた。以降はサンプドリアやナポリで順調にキャリアを築いた。


 2013年夏にはインテルの監督に就任し、DF長友佑都(現FC東京)と共闘。しかし、成績不振により1年半で解任された。その後はワトフォード(イングランド)、トリノ、カリアリを指揮した。豊富な実績を持つベテラン指揮官だが、ナショナルチームを率いた経験はない。


 モロッコ代表は、3カ月後に開幕するFIFAワールドカップカタール2022でベルギー代表、カナダ代表、クロアチア代表と同組のグループFを戦う。