開幕2連敗で、周辺が騒がしいマンチェスター・ユナイテッドの買収を検討している人物がいるようだ。17日、イギリスメディア『BBC』や『ロイター』などが報じている。


 報道によると、イギリス人の億万長者であるジム・ラトクリフという人物が、マンチェスター・Uの買収を考えていると、同氏の広報担当者が語ったとのこと。「クラブが売りに出されるなら、ジムは間違いなく潜在的な買い手だ」とイギリス紙『タイムズ』に語った内容を引用して伝えている。


 また、アメリカメディア『ブルームバーグ』のレポートによると、現在クラブを所有するグレイザー家が、過半数に満たない株式の売却を考える可能性も出てきているとのこと。話が具体化している訳では無いものの、議論をしていることは確かであると報じている。グレイザー家を巡っては、補強策やここ数シーズンの不振などで長年マンチェスター・Uのサポーターから敵視される状況が続いている。


 ラトクリフ氏は1952年10月18日生まれの69歳。イギリスの大手複合化学メーカーの『イネオス(INEOS)』社のCEOを務めている。マンチェスター地域の出身で、長年のマンチェスター・Uサポーターでもあり、クラブの建て直しにも前向きに取り組むと伝えられている。2018年のイギリス億万長者番付では、総資産21億ポンドで首位に立っていた。


 なお、一部報道によると、マンチェスター・Uのサポーターは日本時間23日午前4時キックオフ予定の「マンチェスター・U vs リヴァプール」において、「#EmptyOldTrafford」(オールド・トラッフォードを空席に)という抗議活動を計画しているとも伝えられており、クラブに対する不信感が高まっている。サポーター・グループが行動を起こすのはこれが初めてではなく、2021年5月2日の同カードでも、スーパーリーグ構想を主導したとされるグレイザー家への抗議として、スタジアム内にサポーターが乱入するという事件が起きていた(試合は同年5月13日に延期。アウェーのリヴァプールが4−2で勝利している)。


 開幕2連敗で揺れに揺れている“赤い悪魔”。ピッチ内でもピッチ外でも“カオス”な状況から抜け出したいところだが果たして。