ビジャレアルの“ワン・クラブ・マン”として、2020年夏に惜しまれつつ現役を引退したブルーノ・ソリアーノ氏が、同クラブへの思いを明かした。29日、スペイン紙『アス』が伝えている。


 1984年6月12日生まれのB・ソリアーノ氏は現在38歳。ビジャレアルの下部組織出身で2006年7月にトップチームデビューを飾ると、“ワン・クラブ・マン”として14シーズンに渡ってプレーした。2011−12シーズンには2部降格の憂き目にあったものの、1シーズンでの1部復帰に大きく貢献。バルセロナやバレンシアなどからの関心も報じられていたが、“イエロー・サブマリン”で生き続けた。キャリア晩年期は負傷に苦しんだものの、“永遠の主将”はクラブ公式戦通算245試合に出場している。


 クラブ公式戦通算試合出場数で歴代1位となる「245」を保持していたB・ソリアーノ氏だったが、今年9月にMFマヌ・トリゲロスのクラブ公式戦通算試合出場数が「246」に到達した。B・ソリアーノ氏は「ビジャレアルで達成したキャリアを誇りに思い、幸せに感じている。友人のマヌ・トリゲロスが私を超えて、そのような選手となったことが嬉しい。マヌのような地元出身の選手がバトンを受け取ってくれるのは喜ばしいことだ」と同じく“ワン・クラブ・マン”として活躍するマヌ・トリゲロスに言及した。


 2017年5月以降は度重なる足の負傷により、3年以上の戦線離脱を強いられていたB・ソリアーノ氏は「私のポジションでプレーしている、(エティエンヌ・)カプエ、(ダニエル・)パレホ、トリゲロス…。本当はこのチームで、この選手たちと一緒にプレーしたかった」と名残惜しそうにしつつ、「ジェラール(・モレノ)が鍵だ。彼は最高のスペイン人ストライカーのひとり。彼がいるからこそ、今までとは違うことができるし、違いも生まれるんだ」とジェラール・モレノの存在の大きさを強調した。


 ウナイ・エメリ監督の下で、ヨーロッパリーグ優勝やチャンピオンズリーグ4強などを達成したビジャレアル。2005−06シーズンに欧州を席巻したチームを引き合いに出したB・ソリアーノ氏は「今のビジャレアルは、史上最高で完成されていると思う。チーム的に見ても、選手個々に見てもね。ロマン(・リケルメ)や(ディエゴ・)フォルランの頃と比較しても、現チームの方が完成度が高い。どちらも素晴らしい選手が揃っているし、揃っていたが、今は1ポジションに2人、質と経験のある選手がいる。試合に勝つ、勝ち続けるチームになるために、そういうステップを踏む時期なのかもしれない」とヨーロッパの舞台で安定した成績を残しはじめているチームの未来を見据えている。