セリエA第20節が29日に行われ、ナポリとローマが対戦した。


 セリエA首位を快走しているナポリは現在リーグ戦3連勝中。今節はリーグ戦連勝中の5位ローマを本拠地に迎えた。ナポリはピオトル・ジエリンスキやフヴィチャ・クヴァラツヘリア、ヴィクター・オシムヘンらが先発出場。対するローマはロレンツォ・ペッレグリーニやパウロ・ディバラ、タミー・アブラハムらがスタメンに名を連ねている。


 試合は序盤からナポリが主導権を握る。最終ラインから中盤にかけて丁寧にボールを繋ぎつつ、最前線のオシムヘンや左に開いたクヴァラツヘリアを起点にチャンスをうかがっていく。5分、左サイドの敵陣深くでボールを受けたクヴァラツヘリアがカットインから右足を振り抜いたが、強烈なシュートはローマのGKルイ・パトリシオの好セーブに阻まれた。


 試合の均衡が破れたのは17分、マリオ・ルイとの連携で左サイドを突破したクヴァラツヘリアがゴール前にクロスを供給。ボックス中央でボールを収めたオシムヘンが右足でゴール上隅に蹴り込みネットを揺らした。セリエA得点ランクトップを走るオシムヘンのゴールでナポリが先制に成功した。


 その後もナポリがボールを握る展開が続く。ローマのプレスを巧みなパス交換で突破し、敵陣内への侵入を繰り返す。しかし、相手守備陣の粘り強い対応に阻まれ決定的なチャンスを作るまでには至らない。先制を許したローマはボールを奪ってからのカウンターを試みるも、ナポリの素早い攻守の切り替えに苦戦し、なかなか良い形でボールを敵陣内に運ぶことができない。


 ナポリは45分、右サイドを独力で突破したイルビング・ロサノのクロスにゴール前でオシムヘンが頭で合わせたが、シュートは惜しくも枠の上へ。対するローマは前半アディショナルタイムに決定機。敵陣内でボールを奪うと、ボックス内右に侵入したペッレグリーニがマイナス方向へクロスを供給。ファーサイドに走り込んだレオナルド・スピナッツォーラがダイレクトでシュートを放ったが、ナポリのGKアレックス・メレトの好セーブに阻まれた。


 1点ビハインドのローマは後半開始と同時にステファン・エル・シャーラウィを前線に投入。前半と比較しボール保持率が高まり、左右両サイドを起点に相手陣内に侵入するシーンを増やしていく。56分には右サイドを攻略し、最後はボックス右角付近からニコラ・ザレフスキが強烈なシュートを放ったが、惜しくも枠を捉えることはできなかった。


 ローマは61分にもチャンス。右CKのこぼれ球を拾ったロジェール・イバニェスがボックス内でシュートを放ったが、精度を欠いて枠の外へ。その直後には相手セットプレーのこぼれ球を拾ったナポリがカウンターを発動。ロサノが独力で持ち上がりボックス手前からシュートを放ったが、GKルイ・パトリシオが枠の上へと弾き出した。


 75分、敵陣右サイドでボールをキープしたザレフスキがボックス内にクロスを送ると、ファーサイドに走り込んだエル・シャーラウィが右足で押し込みゴールネットを揺らした。ローマが試合を振り出しに戻す。しかし86分、再びナポリがスコアを動かす。敵陣内で細かくボールを繋ぐと、ジエリンスキの縦パスを受けたジョバンニ・シメオネが巧みな反転から左足を振り抜くと、強烈なシュートがゴール右隅に突き刺さった。ナポリが勝ち越しに成功する。


 その後は一進一退の攻防が続くも、互いにゴールを奪うことはできず、試合はそのまま2−1で終了。粘るローマを振り切ったナポリがリーグ戦4連勝を飾った。次節、ナポリは2月5日にアウェイでスペツィアと、ローマは2月4日にホームでエンポリと対戦する。


【スコア】

ナポリ 2−1 ローマ


【得点者】

1−0 17分 ヴィクター・オシムヘン(ナポリ)

1−1 75分 ステファン・エル・シャーラウィ(ローマ)

2−1 86分 ジョバンニ・シメオネ(ナポリ)