AFCチャンピオンズリーグ(ACL)ラウンド16・セカンドレグが20日に行われ、川崎フロンターレ(日本/I組1位)と山東泰山(中国/G組2位)が対戦した。


 敵地でのファーストレグを3−2と勝利した川崎Fは、ファーストレグから先発を2人変更。瀬川祐輔に代わって新加入の三浦颯太、ジェジエウに代わって同じく新加入の丸山祐市が起用された。今年初の等々力陸上競技場での試合で7大会ぶりのベスト8進出を目指す。


 川崎Fは序盤からDFラインでのビルドアップでの目立ち、山東泰山に多くのチャンスを作られる展開となった。6分にはDF陣の連係ミスからシエ・ウェンノンにボールを奪われ、素早くミドルシュートを放たれるも、ここもチョン・ソンリョンのセーブで難をしのぐ。しかし、わずか2分後に再びミスからピンチを招いた。8分、大南拓磨がリー・ユェンイーにゴール前でボールを奪われ、すぐさまゴール前へクロスを上げられると、クリサンにヘディングで押し込まれ、山東泰山に先制点を奪われてしまった。2戦合計スコアは3−3の同点となる。


 リズムを取り戻したい川崎Fであったが25分に再び失点を喫した。川崎FのCKのこぼれ球を拾った山東泰山がロングカウンター開始。左サイドのヴァレリ・カザイシュヴィリからのピンポイントのグラウンダーのパスを長い距離を走ってきた右サイドバックのガオ・ジュンイーに上手く合わせられ、追加点を許してしまった。


 2戦合計スコアで3−4と逆転されたものの、その後川崎Fが徐々にペースを握る展開になった。30分にインナーラップでペナルティーエリアへ侵入した三浦の動きを見逃さなかった山本悠樹がスルーパスを送る。ボールを受けた三浦は角度のない場所からファーサイドへ流し込んだ。前半の内に2戦合計スコアを4−4の同点にすることに成功する。得点後は川崎Fが完全に試合を支配し、山本のクロスバーをかすめる惜しいシーンなど多くの決定機を作るも、得点を奪えないまま前半を終えた。


 後半開始早々、試合が動く。59分、脇坂泰斗のスルーパスから抜け出した家長昭博が浮き球のクロスを供給。ダイレクトで合わせたマルシーニョのクロスはポストに阻まれたものの、こぼれ球をエリソンが押し込み同点に追いつく。2戦合計スコアで5−4と勝ち越しに成功した。


 その後も川崎Fのペースで進んだものの、山東泰山の“エース”が爆発。73分に左サイドでボールを受けたクリサンがカットインで中央に侵入すると、右足で鋭いグラウンダーのシュートをニアサイドに突き刺した。クリサンの今大会8ゴール目で山東泰山が2戦合計スコアを5-5の振り出しに戻した。


 このまま延長戦に突入かと思われた、後半終了間際のアディショナルタイム7分に決勝点が生まれた。CKの流れからジャジソンに劇的弾を決められ、2戦合計スコア5−6と逆転を許した。試合はそのまま終了し、川崎Fは最後の最後の場面でゴールを守り切ることができず、ベスト16敗退となった。


【スコア】

川崎フロンターレ 2−4(2戦合計:5−6) 山東泰山


【得点者】

0−1 8分  クリサン(山東泰山)

0−2 25分 ガオ・ジュンイー(山東泰山)

1−2 30分 三浦颯太(川崎F)

2−2 59分 エリソン(川崎F)

2−3 73分 クリサン(山東泰山)

2−4 90+7分 ジャジソン (山東泰山)