ナポリのアウレリオ・デ・ラウレンティス会長が、ナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの契約に解除条項が付随していることを認めた。2月29日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が伝えている。


 現在25歳のオシムヘンは、2020年9月にナポリのクラブ史上最高額となる移籍金7500万ユーロ(約122億円)でリールから加入。2022−23シーズンはセリエAで26ゴールを挙げて得点王に輝き、ナポリを33年ぶりのリーグ優勝に大きく貢献。今シーズンは負傷やアフリカ・ネーションズカップ参加の影響、そしてチーム自体が不振に喘ぐなか、公式戦21試合の出場で13ゴール4アシストを記録している。


 そんなオシムヘンは昨年12月にナポリとの契約を1年延長して2026年6月30日までとなる新契約を締結した。それでも、この契約更新時には1億2000万〜1億3000万ユーロ(約195〜211億円)の契約解除条項が設定されたことが伝えられており、今夏のナポリ退団が噂されている。


 去就に注目が集まっているなか、デ・ラウレンティス会長は「ヴィクターもナポリが持っている素晴らしい選手だ」と同選手のような選手がクラブから離れることは止めることができないとの考えを明かした。


「私たちには(エディンソン・)カバーニや(ゴンサロ・)イグアイン、(エセキエル・)ラベッシ、(ドリース・)メルテンスといった素晴らしい選手たちがたくさんいた。オシムヘンも素晴らしい選手だが、ナポリも素晴らしい場所だ。(マレク・)ハムシクのように恋に落ちてナポリに11年残留した選手もいるし、他にも8年間在籍した選手もいる」


「それと同時に、レアル・マドリードやパリ・サンジェルマン、アーセナル、マンチェスター・シティ、チェルシーから惹かれている選手たちでもある。だから、彼らを止めることはできない。特に彼らが十分なお金を準備している場合はね」


 さらに、「彼には契約解除条項がある。それは非常に高額なものだ」とオシムヘンに対する契約解除条項の存在を認めながら、来シーズン以降の去就については次のように語った。


「誰が去るかは誰にもわからない。見ていかなければならない。ナポリにとってお金は最後の問題だ。私たちはこれまでと同様に常にとてもいい獲得も行ってきた。それは今後もそうするつもりだ」


「問題は単なる感情的なものだ。選手が去っていくことを見るのは、息子を見ているような気持ちになる。でも、その息子が他の場所で素晴らしい成功を収めれば、嬉しくもあるね」