ブンデスリーガ第27節が30日に行われ、レヴァークーゼンとホッフェンハイムが対戦した。


 前節終了時点で、レヴァークーゼンは22勝4分無敗という圧倒的な強さを示し、2位のバイエルンに勝ち点差「10」をつけて首位を独走している。DFBポカール、ELを含めた公式戦38試合でも無敗。この試合の前日会見では、リヴァプールやバイエルンからの関心が報じられていたシャビ・アロンソ監督の残留宣言もあり、クラブ史上初の“マイスターシャーレ”に向けて再度一致団結した。


 今節はここまで9勝6分11敗で勝ち点「33」を積み上げ、8位につけるホッフェンハイムをホームに迎える。レヴァークーゼンはグラニト・ジャカ、フロリアン・ヴィルツ、パトリック・シックといった面々がスターティングメンバーに並んだ。一方、ホッフェンハイムはオザン・カバク、ヴァウト・ヴェグホルスト、アンドレイ・クラマリッチらが先発に名を連ねている。


 試合は立ち上がりからレヴァークーゼンが主導権を握り、敵陣へ押し込む時間が続く。11分にはペナルティエリア手前からジャカがミドルシュートを放ったものの、ここはGKオリヴァー・バウマンの正面へ。その後もレヴァークーゼンがボールを保持したが、中央を固めるホッフェンハイムの組織的な守備を完璧に崩し切るまでには至らず、なかなかチャンスを作れない。


 すると33分、ホッフェンハイムが反撃へ。敵陣左サイド開いた位置でパスを受けたダヴィド・ユラーセクが中央へ繋ぐと、前を向いたマクシミリアン・バイアーがヴェグホルストとのワンツーでボックス左へ侵入。落ち着いてGKルーカス・フラデツキーとの1対1を制し、ホッフェンハイムがこの試合ファーストシュートで先手を取った。


 前半も終盤に差し掛かった40分にはクラマリッチにも決定機が到来したが決め切ることはできず、前半はこのままホッフェンハイムの1点リードで終了。後半に入ると、徐々にレヴァークーゼンが守備ブロックの間に入っていく場面を作っていく。54分には右サイドからドリブル突破で持ち運んだヴィルツが、自ら右足を振ったものの、ここはGKバウマンに阻まれた。


 レヴァークーゼンは攻撃に出る時間が続きながらも、1点が遠い。76分にはジャカのパスから、アミン・アドリを経由してボールを引き取ったヴィルツがマイナスへ折り返す。ここは通らなかったものの、こぼれ球を拾ったアドリが強烈な一撃を放ったが、ここはGKバウマンがビッグセーブを見せた。


 怒涛の攻撃を続けるレヴァークーゼンは87分、ボックス左に侵入したアドリの折り返しから、途中出場のボルハ・イグレシアスが右足で合わせるも、シュートはクロスバーに嫌われる。レヴァークーゼンにとって今季の公式戦39試合目で無敗記録が終わる。そう思われたが、ドラマは最後に待っていた。


 まずは88分、左コーナーキックをショートで繋ぎ、リターンパスを受けたヴィルツが右足でクロスボールを送る。ファーサイドで競り勝ったヨナタン・ターが頭で折り返すと、マイナスのスペースで浮いていたロベルト・アンドリッヒがボレーシュートを叩き込む。土壇場で底力を見せたレヴァークーゼンが、試合を振り出しに戻して見せる。


 さらに後半アディショナルタイム、レヴァークーゼンはボックス手前で左から右へ揺さぶりをかけた後、ネイサン・テラがボックス右のスペースでスルーパスを引き出す。中央へ鋭いボールを折り返すと、飛び込んだシックがダイレクトで押し込んだ。わずか4分間で、レヴァークーゼンが試合をひっくり返した。


 試合はこのままタイムアップ。レヴァークーゼンが本物の勝負強さを見せつけ、クラブ記録に並ぶブンデスリーガ8連勝を達成。“マイスターシャーレ”への距離を縮めた。一方、ホッフェンハイムは終盤までリードを保ちながら逆転を許し、これで3連敗となっている。


 この後、レヴァークーゼンは4月3日にDFBポカール準決勝が予定されており、田中碧、内野貴史、アペルカンプ真大が所属するデュッセルドルフと対戦する。次節のブンデスリーガは6日に予定されており、ウニオン・ベルリンの本拠地に乗り込む予定だ。一方、ホッフェンハイムは7日に次節のブンデスリーガでアウクスブルクをホームに迎える。


【スコア】

レヴァークーゼン 2−1 ホッフェンハイム


【得点者】

0−1 33分 マクシミリアン・バイアー(ホッフェンハイム)

1−1 88分 ロベルト・アンドリッヒ(レヴァークーゼン)

2−1 90+1分 パトリック・シック(レヴァークーゼン)