アーセナルが今夏の移籍市場での補強方針を見直す可能性があるようだ。11日、イギリス紙『ミラー』が伝えている。


 今シーズンのプレミアリーグでここまで最多の75ゴールを挙げ、リヴァプールとマンチェスター・シティを抑えて首位に立っているアーセナル。ポゼッションと鋭い攻守の切り替えを基盤とした攻撃的サッカーで、得点を量産している同クラブだが、かねてから噂されているのが今夏の移籍市場でのセンターフォワード(CF)の補強。既にブレントフォード所属のイングランド代表FWイヴァン・トニーや、ライプツィヒ所属のスロベニア代表FWベンヤミン・シェシュコら複数名が獲得候補と伝えられている。


 しかし、今回の報道によると、直近のチーム状況を考慮し、今夏のCF補強を見送る可能性が浮上しているという。背景にあるとされるのが、ドイツ代表FWカイ・ハフェルツの躍動だ。昨年夏にチェルシーから推定6500万ポンド(約125億円)で加入した24歳は、当初レヴァークーゼンに移籍したスイス代表MFグラニト・ジャカの後釜として左インサイドハーフ(IH)起用が続いていたものの、年明け後はCFに定着。ここ7試合で5ゴール4アシストをマークするなど存在感を放っている。


 依然として複数のストライカーの動向を注視しているアーセナルだが、ハフェルツの“9番”としての活躍や、CF獲得に際して発生し得る多額の移籍金などを考慮し、他のポジションの補強を優先する可能性もあると『ミラー』は指摘。なお、CF補強を見送った場合には、イタリア代表MFジョルジーニョやガーナ代表MFトーマス・パルティの去就が不透明となっている中盤、イングランド代表FWブカヨ・サカが酷使されている右WGの獲得に乗り出す見込みと報じられている。また、イングランド代表GKアーロン・ラムズデールの退団が囁かれていることから、GKの補強についてもクラブ内で検討がなされているようだ。


 現在のアーセナルはどこからでもゴールが奪えるチームとなっているが、マンチェスター・シティで言うノルウェー代表FWアーリング・ハーランドのような“絶対的ストライカー”がいないのも事実。果たして今夏の移籍市場ではどのような動きを見せるのだろうか。