スコティッシュ・カップ準決勝が20日に行われ、アバディーンとセルティックが対戦した。


 日本人選手5名が在籍するセルティックは、スコティッシュ・プレミアシップ(国内リーグ)のファーストステージを首位で終え、連覇を狙うスコティッシュ・カップでも準決勝に進出。リーグ・カップでは敗退し、2年連続“国内3冠”の可能性は潰えたものの、複数タイトル獲得の可能性を残している。この日行われたスコティッシュ・カップ準決勝には、旗手怜央と古橋亨梧が先発出場し、岩田智輝がベンチ入り。小林友希と前田大然はメンバー外となっている。


 開始早々の2分、アバディーンがいきなりスコアを動かす。敵陣中央で反転したレイトン・クラークソンが絶妙なスルーパスを供給すると、DFラインの背後を取ったボヤン・ミオフスキーがGKとの1対1を制しネットを揺らした。セルティックの反撃は21分、古橋が相手DFに猛然とプレスをかけボールを奪うと、そのままボックス内へ持ち込みシュートを放つ。これはブロックされるも、こぼれ球をニコラス・ゲリット・キューンが押し込み、同点に追い付いた。


 1−1のまま迎えた63分、セルティックは左サイドからカットインしたジェームズ・フォレストがボックス手前中央で右足を一閃。低い弾道のシュートがゴール右下隅に吸い込まれ、逆転に成功する。試合はセルティックの1点リードで最終盤へ突入。すると90分、左から仕掛けたデイヴィッド・ホイレットが柔らかいクロスを送ると、ファーサイドのエステル・ソクレルがヘディングシュートを叩き込み、アバディーンが土壇場で試合を振り出しに戻した。


 延長戦に突入し迎えた105+1分、味方のスルーパスに抜け出したアリスター・ジョンストンが右のニアゾーンを取り、滑り込みながらゴール前へ折り返す。待ち構えていたマット・オライリーがワントラップから冷静にネットを揺らし、セルティックが再び勝ち越す。しかし、延長後半終了間際の119分、ホイレットの絶妙なクロスにアンガス・マクドナルドが頭で合わせ、アバディーンが同点に追い付く。3−3で120分間が終了し、決着はPK戦に委ねられることとなった。


 互いに1人ずつが失敗して迎えたアバディーンの7人目、キリアン・フィリップスのキックをセルティックのGKジョー・ハートがコースを読み切りセーブ。PK戦を6−5で制したセルティックが決勝進出を決め、連覇へ王手をかけた。なお、古橋は70分、旗手は86分までプレー。岩田は62分からピッチに立ち、PK戦では6人目のキッカーを務めて成功している。セルティックは決勝戦でレンジャーズvsハーツの勝者と対戦する。


【スコア】

アバディーン 3−3(PK:5−6) セルティック


【得点者】

1−0 2分 ボヤン・ミオフスキー(アバディーン)

1−1 21分 ニコラス・ゲリット・キューン(セルティック)

1−2 63分 ジェームズ・フォレスト(セルティック)

2−2 90分 エステル・ソクレル(アバディーン)

2−3 105+1分 マット・オライリー(セルティック)

3−3 119分 アンガス・マクドナルド(アバディーン)