U−19欧州選手権の決勝が15日に行われ、U−19ポルトガル代表とU−19イングランド代表が対戦した。


 両チームは、同大会が2002年にU−18からU−19へと変更されて以降、3度目の決勝進出。ともに初のU−19欧州王者の座をかけて激突した。


 試合が動いたのは後半の立ち上がりだった。50分、イングランドはペナルティエリア手前右でFKを獲得すると、10番を背負うMFメイソン・マウントが右足でドライブ回転のかかったシュートを放つが、右ポストに直撃。跳ね返ったボールを、ゴール前に走り込んだDFイーサー・スリマンが頭で押し込み、先制に成功した。


 だが、ポルトガルは56分にラッキーな形で追い付く。DFアブドゥ・コンテが右サイドからクロスを送ると、対応したイングランドDFデュジョン・スターリングが左足でクリアを試みるが、ボールは無情にも自陣のゴールに突き刺さり、オウンゴールとなった。


 同点弾を献上したイングランドだったが、68分に勝ち越しゴールを奪う。マウントがエリア内右に抜け出し、相手GKを引きつけて中央へ折り返すと、ファーでフリーのFWルーカス・ヌメチャが右足で流し込み、勝ち越しのゴールネットを揺らした。


 イングランドは86分にMFタヨ・エデュンが2枚目のイエローカードを受けて退場。だが、試合はこのままタイムアップを迎え、イングランドが2−1でポルトガルを破り、初のU−19欧州制覇を果たした。


 なお、イングランドは今年5月に行われたU−17欧州選手権で、スペインにPK戦の末に敗れて準優勝。だが、6月にはFIFA U−20ワールドカップ韓国2017で初優勝し、同時期に行われたトゥーロン国際大会も18歳以下中心で臨み、連覇を果たした。U−21欧州選手権では、準決勝でドイツにPK戦で敗れてベスト4に終わったが、7月に入ってU−19で初優勝を達成。アンダー世代が今夏の各大会で躍進を遂げ、“黄金世代”到来の期待も高まっている。


【スコア】

ポルトガル 1−2 イングランド


【得点者】

0−1 50分 イーサー・スリマン(イングランド)

1−1 56分 オウンゴール(デュジョン・スターリング)(ポルトガル)

1−2 68分 ルーカス・ヌメチャ(イングランド)