オランダでアヤックスのファン数百名が起こした行動が話題になっている。イギリスメディア『BBC』が15日付で報じた。


 8日に行われたブレーメン対アヤックスによるテストマッチで、アヤックスのU−20オランダ代表MFアブデラク・ヌリが特に接触のない状況でピッチに倒れ込んだ。ヌリは心臓発作を起こし病院に搬送され治療を受けたものの、「永久的かつ重度の脳損傷」が発見されたとアヤックスが発表。


 またクラブは同選手の症状に関して「回復する見込みはない」ことも付け加えた。「彼の脳の大部分は機能していないという診断が下された。これはおそらく酸素供給不足のために起こったものだ」とコメント。


 今回の悲惨な事故を受けアヤックスのサポーター数百名がヌリの実家に集まり「アッピー、アッピー」と大合唱。アムステルダム内の病院で治療している同選手に対してエールを送った(アッピーはヌリの愛称)。これを聞いたヌリの家族は手でハートのマークを作り、窓からサポーターに対して感謝を送った。その目には涙が浮かんでいたという。


 ヌリは昨年の9月にアヤックスでデビュー。エールディヴィジで15試合に出場しており、将来性豊かな若者としてファンの期待を背負っていた。