ケルンから天津権健に移籍したフランス人FWアンソニー・モデストが、古巣のファンに対してメッセージを送っている。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。


 かねてから移籍の噂が報じられていたモデスト。同誌によると、移籍金は3000万ユーロ(約39億円)を超えるものの、天津側の財政的な理由により、まずはレンタルで加入してから買い取る形になるという。


 同選手は昨シーズン、ガボン代表FWピエール・エメリク・オーバメヤン、ポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキに次ぐ、ブンデスリーガ3位の25得点を記録。日本代表FW大迫勇也との2トップでケルンをけん引し、25年ぶりの欧州カップ戦へと導いただけに、サポーターからも残留を期待する声が挙がっていた。


 移籍騒動が長引くとサポーターからの苛立ちは徐々に増していく格好となり、モデストは決していい形でケルンを後にすることができなかった。しかし同選手は改めて、ケルンのサポーターに対してメッセージを送ったようだ。


「僕の周りでは、随分とヒートアップしていた人たちがいた。だから僕はここで改めて、移籍に皆さんにメッセージを伝えたいと思う」とコメント。


「誰がどこで何を話そうが、それは僕には関係のないことだ。ミスや理解の相違は誰しもあるもの。ケルンでの時間は僕にとっても、家族にとっても、特別なものだったし、それは僕のキャリアにおいても言えることだ」。


「もしもそうじゃないと言う人がいるなら、それはどうしようもないことだし、仕方のないことだと思うしかない、例えそれがどんなに辛いことであろうともね。ケルンではたくさんのことを学んだし、感謝しているよ。それに欧州の舞台への復帰に貢献できたことは誇りだ」と言葉を続けている。


 さらに「子供の病気を考慮して、中国には僕だけが行くんだ」とも明かし「家族はフランスではなく、ここケルンに残る。この街を気に入っているんだ」と、今後もケルンという場所とのつながりが続いていくことを強調した。


 天津権健は元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロ氏が監督を務め、ベルギー代表MFアクセル・ヴィツェルが在籍、今年1月には元ブラジル代表FWパトが加入したことでも注目を集めていた。