12日間に及ぶバイエルンのアジアツアーが27日のインテル戦で終わりを迎える。このタイミングでウリ・ヘーネス会長はドイツ紙『ビルト』に対して今回のアジアツアーを総括し、「12日間で国をまたいで3試合もする必要があるのか、改めてチェックしないといけない。しかし、ツアー自体は良くオーガナイズされており、今後も続けていくつもりだ」とマーケティングの面では一定の成果を感じているようだ。


 26日のドイツ誌『kicker』ウェブ版の中では、選手たちが話をしている。ドイツ代表MFトーマス・ミュラーは、ミラン戦の0−4での敗戦もポジティブに捉えているようだ。「プレシーズンではああいう敗戦も良いものだよ。自分たちの精神面に直接入ってきて、ああいう状況でどうすべきか、しっかり考えるようになるからね。あれから僕らはたくさんのことを話し合った。とにかく、あの敗戦は僕らには良い方向に作用したんだ」と大敗からチェルシー戦の勝利に繋げたチームの反発力を喜んでいた。


 同代表DFマッツ・フンメルスは「中国ツアーからは本当に多くのことを学ばせてもらったよ。難しい条件下での練習や試合をしなければならなかったからね。だから、15℃も低くて涼しいドイツで走り回るのはずっと簡単に感じるはずさ」と答えた。暑さや移動の厳しい環境も有意義なキャンプとしてポジティブに捉え、世界トップ選手としての考え方を垣間見せた。


 このツアーの間にも、バイエルンは話題に事欠かなかった。とりわけ、マーケティングの目的で元ドイツ代表のストライカー、ミロスラフ・クローゼ氏がツアーに帯同すると、次期スポーツディレクター候補として話題に上がった。


 同会見の中でヘーネス会長が「6週間後には新しいスポーツディレクターを紹介できると思う」と会見の席で答えており、推測記事が挙がっていた。この流れを受けて、『ビルト』はクローゼ氏に直接話を聞いている。


 クローゼ氏は「当面の目的はAライセンスを取得することで、そのためには指導者としてチームをトレーニングしないといけない。DFB(ドイツサッカー連盟)とは、ワールドカップまではドイツ代表チームに帯同すると話しているからね。何も決まっていないよ」と含みを持たせながらこの噂を否定した。