今夏にチェルシーへ移籍したドイツ代表DFアントニオ・リュディガーは、ローマに在籍していた時に受けた人種差別に対する制裁を待っていると語った。イギリスメディア『イブニングスタンダード』が29日に報じている。


 リュディガーはローマのライバルクラブであるラツィオのサポーターから人種差別を受けていた。イタリアサッカー協会はクラブへ罰金処分を科したが、野次を飛ばしたサポーターに対しては罰則を設けていない。


 国際サッカー連盟(FIFA)はこの件に関して処分を検討していたが、昨年9月に反人種差別労働組合により当該行為を行ったサポーター組織は解散させられている。


 リュディガーは「全てのイタリア人がレイシズムではない。私は裁きを待っている。FIFAやイタリアサッカー連盟がそのような行為をした人々を対処するのを望んだいるんだ」とコメント。さらに「イタリアにいる人全員が彼らのような人ではない。ごく少数の人が人種差別するんだ、全ての人じゃない。でも、そういう人は罰せられるべきだと思う」とコメントした。


 セリエAでは度々このような時間が起こるため、リュディガーは主張を強めたようだ。ラツィオとの一戦で、同選手のことを猿と呼ぶ声に「あなたは寂しい人だ」と答えていたリュディガー。「ああいう声が聞こえた時に寂しい人だと感じるんだ。強くならなければいけない。でも、人は時々理解できない時がある。反応する人もいるし、そうでない人もいる。どちらにしろ僕には理解できない」と悲しみを語った。