FC東京に所属するMF石川直宏が2日、今季限りで現役を引退すると発表した。


 石川はツイッターを更新し、「おはようございます!今朝は皆さんにご報告があります。今シーズンをもって現役引退を決意し、6月下旬にクラブへその意思を伝えさせていただきました。その想いをオフィシャルHPの中で話をさせていただきました」と報告。公式HP(http://nao.football-age.com/2017/08/02/8313/)では、以下のようにつづられている。


「今朝は皆さんにご報告があります。今シーズンをもって現役引退を決意し、6月下旬にクラブへその意思を伝えさせていただきました。2015年8月にフランクフルトとの親善試合で負った怪我、手術から去年9月にJ3で復帰したものの再び状態が悪くなり、ここまで痛めている左膝のリハビリを復活に向けて取り組んできましたが、思っていた以上の回復が出来ていないこと、そしてピッチの上でチームの力になかなかなれないもどかしさがある中で、残りのシーズンを今まで以上に強い覚悟と責任、誇りをもって出し尽くしたい想いが強くなったのが決断の経緯になります」


「ただ今の自分にしか出来ない事であり判断の中で、自分自身にも周りにも今しか与えられない刺激が必ずあるはずだという感覚と、その感覚の中で起こしてきたアクションが必ず来たるべき時にピッチで形となって表れるはずだという根拠のない自信があります。時に強がりで、時に自分の都合の良い形で言い聞かせている部分もあると思うけど、今まで起きてきたネガティブな事も全部ひっくるめて『起こる事全て善きこと』だと思いながら、思わせながら無理やりにでも繋げてきたからこそ今の自分の姿があるのだと。だからこそ約18年間のプロサッカー選手のキャリアの中で最大の難所を本能剥き出しで自分らしく乗り越えて、今まで肯定し繋げてきたものを更に肯定出来るモノに繋げる」


「これは決して強がりではなく、覚悟を決めた人間に怖いものや不安はなくて。これでダメならそれまでの選手だったと。その時はその時でまた振り返って前に進めばいいし、だからこそ今はどんな状況になろうとも楽しみでしかない。その時に見える景色が自分が繋げてきたからこその景色だろうから」


「1分なのか5分なのか10分なのかは分からないけど、ピッチに立つ事でスタジアムの雰囲気が一変しこれまで積み重ねてきたものがその時間にグッと凝縮され、その限りある時間の中で躍動し結果に繋げる姿が必ずあるはず…。そんな姿であり結果が、共に戦ってきたファン・サポーターのみなさんをはじめこれまで支えて下さった多くの皆さんに向けて選手として出来る最後の恩返し、感謝を伝えられる形になるだろうと思っています」


「振り返るのは全てを出し尽くしたシーズン終了後にしたいと思います。とにかく今しか出来ない、今しか感じられない想いを自分の中にだけでなく、多くの仲間と共に刺激し合い共有しながら突き進みます!!」


 石川は1981年生まれの36歳。横浜F・マリノスのジュニアユース、ユース出身で、2000年にトップチームに昇格した。02年4月にFC東京へ期限付き移籍で加入すると、翌年8月に完全移籍を果たす。04年、09年のJリーグナビスコカップ(現ルヴァンカップ)優勝、11年の天皇杯制覇など、数々のタイトル獲得に貢献した。しかし、近年は腰椎椎間板ヘルニアや左ひざ前十字靭帯断裂と負傷に苦しみ、今季はここまで出場機会はなかった。J1通算289試合49得点、J2通算23試合3得点、J3通算2試合0得点を記録している。