MF長谷部誠とMF鎌田大地が所属するフランクフルトは、6日にホームスタジアム「コメルツバンク・アレーナ」で行われるシーズン開幕集会で、同市のライバルクラブであるFSVフランクフルトとのダービーマッチを行うことを発表した。ドイツ誌『kicker』が2日に伝えている。資金難のライバルクラブに「対戦料」として15万ユーロ(約1965万円)のチェックをプレゼントすることも発表された。


 FSVフランクフルトは、2015−16シーズンに3部降格を喫し、翌シーズンも降格争いから脱せず、シーズン中の4月に破産申請。最下位に沈んだままレギオナルリーガ(4部)に降格している。資金難に苦しむ同クラブはわずか5〜6人のスタッフで運営を行っており、資金だけに留まらず、人的にも苦しい状態。


 フランクフルトの経営陣のひとりであるアクセル・ヘルマン氏は同じ街に本拠地を置く苦労を理解し、この支援の理由を説明した。「FSVは自分たちの力でレギオナルリーガに留まり続けられるようになるには、資金を安定させなければならない。フランクフルトでクラブ運営を行うのはとても難しい。そのことは自分たちも身を持って知っている。良いときは皆が寄ってくるが、調子が悪化すれば、誰もが離れたがり、スポンサーやパートナー探しに苦労する」と金融街フランクフルトに拠点を置く企業のビジネスライクな特徴に苦労しているようだ。


 FSVフランクフルトのミヒャエル・ゲルナー会長は「サポートは二重の意味で本当に素晴らしい。経済面でのサポートはもちろん、人道的で精神面でも支えになってくれている」と感謝の念を述べている。なお、同誌によれば、この集会にはすでに3万5000人の観客が見込まれているという。