パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したブラジル代表FWネイマールのデビューがさらに遅れる可能性が浮上している。イギリスメディア『BBC』が9日に報じた。


 ネイマールは今月3日にバルセロナから史上最高額の移籍金2億2200万ユーロ(現レートで約287億円)でPSGに加入。だが、5日に行われたリーグ・アン開幕節のアミアン戦は、国際移籍証明書(CIT)の手続きが間に合わず、メンバー外となっていた。


 待望のフランスデビューはさらにお預けとなる可能性が出てきた。『BBC』によると、フランスサッカー連盟は、未だにスペインサッカー連盟から国際移籍証明書を受け取っていないという。同証明書は現地10日夜までに届かなければ、選手登録が間に合わず、ネイマールは13日に行われるリーグ第2節のギャンガン戦も欠場を強いられることになるようだ。


 フランスのプロサッカーリーグ機構(LFP)は「スペインサッカー連盟がフランスサッカー連盟にCITを送る期限は木曜の夜まである。フランスサッカー連盟がCITをLFPに送れば、ネイマールは今週末にPSGでプレー可能になる」との声明を出している。


 ネイマールの移籍については、契約解除の違約金支払いの時点でも騒動となっていた。スペインで契約解除金を支払う場合、クラブではなく一度スペインプロリーグ機構に納めることになっている。だが、同機構はPSGがUEFA(欧州サッカー連盟)のファイナンシャル・フェアプレー(FFP)に違反しているとして、ネイマールの違約金受け取りを拒否していた。


 これに対し、フランスプロサッカー機構は「リーガがネイマールの契約解除金の受け取りを拒否したことは、驚くべきことであり、理解できないことです。FIFA(国際サッカー連盟)の規定を順守し、責任を果たすことを要請します」と非難していた。


 その後、バルセロナが違約金2億2200万ユーロを受け取ったことで退団は決まったが、同クラブも「この移籍に懲戒責任が生じる可能性があるため、この件に関する詳細をUEFAに報告し、判断を委ねます」とコメントしていた。