横浜F・マリノス 右足首を負傷した齋藤学の状態が気がかり


【プラス材料】

 リーグ前節はアウェイで札幌に2−0で勝利し、2連勝を飾った。


 前半こそスコアレスで折り返したが、後半に入って天野純の正確な左CKを扇原貴宏が頭で合わせ、背番号6の今季リーグ戦初ゴールが貴重な先制点に。さらに右サイドバックで先発した松原健のクロスが相手GKのオウンゴールを誘った。この勝利で8勝3分の11試合負けなしとなり、順位を3位に上げている。


 また、札幌戦では前節の新潟戦から先発を4選手変更して臨み、チーム力が底上げされていることを印象づけた。今節の鳥栖戦も中3日の連戦となるため、出場停止明けとなる金井貢史など複数の選手を入れ替える可能性がある。攻守のバランスが良い状態で保たれてため、メンバー変更のリスクよりも出場した選手のモチベーションの高さがプラスに働く可能性が高い。


【マイナス材料】

 札幌戦の後半に右足首を負傷した齋藤学の状態が気がかり。ドリブル突破を仕掛けた際に相手のスライディングを受けて負傷した模様で、珍しく途中交代した。


 中3日の強行軍では元通りの状態に戻るのは難しいだろう。出場できたとしても100%の状態とは考えにくい。仮に齋藤が欠場を余儀なくされた場合、札幌戦で途中出場した前田直輝や遠藤渓太に出番が回ってきそうだが、戦力ダウンは否めない。


 対戦相手の鳥栖との相性があまり良くないのも不安材料の1つだ。前半戦では自陣でのミスから失点し、そのままビハインドを追いつけず0−1で敗れている。マッシモ・フィッカデンティ監督に研究された印象もあり、鳥栖の堅い守備を崩せなかった。


文:totoONE編集部


サガン鳥栖 イバルボはチームメートからの信頼も厚い


【プラス材料】

 リーグ前節の柏戦は、相手のミスもあったが20本のシュートを浴びながら、難しいアウェイゲームをスコアレスドローで勝ち点1を手にした。鳥栖にも先制のチャンスがあっただけに、まさに痛み分けといったところだ。


 リーグ戦の最近5試合で3試合目となる無失点試合は、相手の長所を消して自分たちのペースに持ち込むという鳥栖らしさが出てきたということの証。清水戦で負傷交代した吉田豊の代わりに左サイドバックに入った三丸拡、トップ下の水野晃樹やセンターバックのチョン・スンヒョンなど今季リーグ戦初先発した選手も要所で好プレーを見せ、消耗戦が多くなるこの時期に彼らが存在感を発揮したのはチームにとってプラス材料だ。


 11戦無敗の横浜FMだが、前回土をつけた鳥栖が、その時の戦いを再現できれば勝利に近づける。


【マイナス材料】

 柏戦のドローでリーグ連勝は2で止まってしまった。無敗は8試合と継続しているが、柏戦ではイバルボが23分の決定機を外すなどリーグ戦ノーゴールが続いている。


 ただ、彼はゴール以外の部分で貢献しておりチームメートからの信頼も厚い。高橋義希は「彼がゴールできるようにサポートします」と笑顔を見せただけに、近いうちにゴールが生まれるだろう。


 鳥栖にとって今節のマイナス要因は、横浜FMとのアウェイゲームでの相性の悪さ。リーグでの敵地戦では1勝4敗と大きく負け越しているだけでなく、ニッパツ三ツ沢球技場では3戦3敗と勝ち点すら挙げていない。


 鳥栖は中3日でのアウェイ連戦となるため、コンディションをどこまで戻せるかもこの試合のカギとなる。


文:荒木英喜