バルセロナは、複数の要因からレアル・ソシエダのスペイン代表DFイニゴ・マルティネス獲得を取りやめたようだ。スペイン紙『マルカ』が9日付で伝えている。


 ブラジル代表FWネイマールパリ・サンジェルマン移籍によって得た2億2200万ユーロ(約289億9000万円)を元手に、バルセロナはリヴァプールのブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョ、ドルトムントのフランス代表FWウスマン・デンベレ、そしてI・マルティネスの獲得を目指すとされていた。だが、『マルカ』紙によるとI・マルティネスに設定された移籍金3200万ユーロ(約41億3000万円)という金額にバルセロナが難色を示し、移籍話は立ち消えになったという。


 また、金銭的要因に加えてもう一つ大きな要因を同紙は伝えている。それが、アルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノの存在だ。I・マルティネスが加入すればマスチェラーノの出場機会に影響を及ぼす可能性が高い。同紙によれば、マスチェラーノは来夏の2018 FIFAワールドカップ ロシアでのプレーを熱望しており、チームで出場機会を失うことは致命的となる。I・マルティネスの加入によってマスチェラーノに動揺を与えれば、バルセロナとしては精神的支柱であるマスチェラーノがチームを去るといった事態につながりかねない。ドレッシングルームの混乱を避けるため、という理由もあってバルセロナはI・マルティネスから手を引いたようだ。


 依然としてコウチーニョやデンベレへの関心は伝えられているが、果たして誰がバルセロナに加入することとなるだろうか。