アーセナルのアーセン・ヴェンゲル監督が、プレミアリーグ開幕戦で決勝ゴールを記録したフランス代表FWオリヴィエ・ジルーに賛辞を送っている。イギリスメディア『イブニング・スタンダード』が報じた。


 11日に行われたレスターとの開幕戦で67分から出場したジルーは、85分にヘディングで決勝点をマークしてアーセナルの勝利に貢献。昨シーズン同様にスーパーサブとしての役割を果たし、改めてその存在価値を示した。


 昨シーズンはリーグ戦での先発出場がわずか11試合に終わったジルーだが、それでも29試合出場で12ゴールと与えられた出場機会で結果を残していた。今夏にはエヴァートン、ウェストハム、マルセイユリヨンといったクラブからの関心が伝えられており、移籍の噂が絶えなかった。


 しかし、クラブが新たなエースとしてフランス代表FWアレクサンドル・ラカゼットを獲得したにもかかわらず、ジルーはチームに留まることを選んだ。ヴェンゲル監督は「彼が残留を望んでくれたことは素晴らしいね」と語り、「彼にとって出場機会を得ることが重要であると私は知っていた。だから、ある段階で彼のために移籍のドアを開けたと言う必要があった。ただ、私は彼に出て行ってほしくはなかったんだ」と同選手の移籍を望んでいたわけではないことを明かした。


「最終的に彼はクラブに残留することを選んでくれた。それは私にとって、この数週間の中で最も素晴らしい出来事のひとつになったよ。私は彼がどれだけ大切な存在であるかを知っている。選手としてのみならず、グループの一員としてもね。彼はこのチーム内で重要な役割を果たしているんだ。だから、彼が残留を決めてくれてホッとしたよ」


 ジルーが移籍期限前に移籍できるのか問われたヴェンゲル監督は「まだ決まってはいない」と明言は避けたが、「我々にとって上手く行かない時間帯が続いていたが、今日のジルーは素晴らしく、この試合の頂点にいた。おかげで我々はトップクラスのクオリティを得られたんだ」と途中出場で逆転勝利に貢献した同選手への賛辞を惜しまなかった。


 ケガで欠場しているチリ代表FWアレクシス・サンチェスが戦線に復帰すれば前線のポジション争いはさらに激しさを増すが、クラブ在籍6年目を迎えるジルーへのヴェンゲル監督の信頼は厚いようだ。同選手が指揮官のエールに応えてこのまま残留を決めるのか、今後の動向が注目される。