元バイエルンの強化部長で、今シーズン、シュトゥットガルトのディレクターに電撃就任したミヒャエル・レシュケ氏が、2016年当時に巻き起こったドルトムント、バルセロナ、そしてバイエルンによるウスマン・デンベレ獲得競争の裏側を明かした。9月6日付のドイツ誌『スポーツビルト』の中で、バイエルンのウリ・ヘーネス会長が述べた「もっと早くに正しい人間が交渉の席に着くべきだった」という批判に反論している。


「あの交渉に関わっていたバイエルンの人間は3人。彼の存在を早くから知らせてくれていたスカウト部長のネッペ、弁護士のゲアリンガー、そしてルンメニゲだ。彼とはレンヌの責任者と交渉するためにパリまで一緒に飛んだんだ。ウリ・ヘーネスはこの交渉には関わっていなかったんだがね」と、この批判が見当違いであると見ているようだ。


「バルセロナは2016年当時から、デンベレを獲得しようとしていた。デンベレが幼少の頃からバルサに憧れていたのは誰もが知るところだが、そのバルサですらノーチャンスだった。デンベレ自身がバイエルンやバルサに行くには早すぎると思っていて、まずは試合に出られる環境で成長したいと考えていた。彼は何としてもドルトムントに行きたがっていたんだよ。これがデンベレに関するすべての真相さ」とバイエルン、バルセロナ、ドルトムントによる三つ巴の争いがあったことを明かした上で、選手の意志によって移籍が決まっていたことを明かした。


 元ドルトムント監督のトーマス・トゥヘル氏が「最初の話し合いの席で、デンベレはすでにバルサでプレーするのが夢で、願いだと言っていたから」と認めるように、デンベレは自身のキャリアプランを明確に描いており、昨シーズンのドルトムントでの大活躍で自身の夢に挑戦する自信がついたようだ。もし、今シーズンのチャンピオンズリーグでドルトムントとバルセロナが対戦するようなことがあれば、また新たな熱いドラマが生まれるに違いない。