ドルトムントは14日、ブンデスリーガ第8節でライプツィヒと対戦する。昨シーズンはドルトムントのフーリガンたちがライプツィヒファンたちを襲撃し、物議を醸し出した因縁の対決。今シーズン、この対戦カードにドルトムントの運営人は厳戒態勢で挑むようだ。


 今年の2月に行われた試合では、8000人のライプツィヒファンたちがドルトムントにやって来た。しかし、今節の試合ではわずか3000人にまで減少。11日付のドイツ紙『シュポルト・ビルト』によれば、ドルトムント側は“ルール・ダービー”(ドルトムント対シャルケの試合)と同様にこの対戦カードを「危険な試合」と位置づけ、1700人の警察隊を配備したという。ドルトムント警察の責任者は「今年の2月に起きた事件を防ぐために、全てのことをした」と述べ、厳重な準備をしていることを強調した。


 更にライプツィヒのチームには、“ルール・ダービー”の際にシャルケを防護しているセキュリティ会社にボディガードを依頼。ドルトムントのフーリガンを良く知るこの『シールド・セキュリティ・サービス』社は、同じくドイツ代表もガードしており、大試合での安全を確保することには慣れている。


 昨シーズン、ブンデスリーガの各地で「資本主義の先鋭」として暴力の被害にあってきたライプツィヒだが、明らかに風向きが変わりつつある。11日付のドイツ紙『ビルト』によれば、アンケート会社の『YouGov』でライプツィヒは、ブンデスリーガで4番目に人気のあるクラブに選ばれた。コアなサポーターたちが反商業化を掲げる一方で、スマートな経営で結果を出しているライプツィヒへの評価が高まっているようだ。


 バイエルンとドルトムントの人気がそれぞれ突出しているが、このような事件が続けば、国内の一般的なファンの動向も変わってくるかもしれない。成功を収めているドイツのサッカー界も、この人気を維持するために多くの問題を抱えているようだ。