レヴァークーゼンやフランクフルトをはじめ、ブンデスリーガではU−23チームを解体する潮流が生まれており、かつてはFWマリオ・ゴメス、MFサミ・ケディラをはじめ、最近でもDFジョシュア・キミッヒ、FWティモ・ヴェルナーらドイツ代表を輩出してきたシュトゥットガルトでさえも、現在はU−23チームの解体について検討がなされている。ドイツ誌『kicker』日本語版が伝えた。


 シュトゥットガルトのディレクターを務めるミヒャエル・レシュケ氏はあくまで「まだ未決だよ」と強調している。だが、今夏にバイエルンのテクニカル・ディレクターからシュトゥットガルト移籍を決断した同氏こそ、2014年にレヴァークーゼンのU−23チーム解体を行った人物でもあるのだ。


 シュトゥットガルトU−23の現状について、同氏は「チーム内にこれからブンデス1部・2部での将来性をもった選手はいない。そもそも大きな才能を持った選手にとっては、早い段階からトップチームでプレーすることに意義がある。ユースにはプレッシャーがないからね。だからU−19から一気にトップチームへといくのさ」と説明した。


 これは先日にライプツィヒのラルフ・ラングニックSD(スポーツ・ディレクター)が語った内容にもつながっており、「興味深い記事があってね、それによれば、昨シーズンのチャンピオンズリーグ8強に出場した選手の8割以上が、17歳の時点でトップチームでプレーした経験をもっているんだよ」と、昨今の若手選手の早熟さについて指摘していた。


 レシュケ氏も「コンフェデ杯では本来U−21の選手が主力を務めて優勝した。以前に(ヨアヒム・)レーヴ代表監督は自身が就任した2004年には、U−21の選手でクラブで主力を務めていた選手はほとんどいなかったと言っている」と語った。


 そのため同氏は、「異なるリーグで複数所属できるようにすることは、非常に興味深いテーマだ」と述べており、トップチームでプレーできない場合はブンデスリーガ2部もしくは3部のクラブで出場できるようにするアイディアがあるようだ。


「そこでポイントとなるのは、あくまで該当の選手は2〜3人に絞ること。すでにドイツ国内でもハンドボールやバスケットボールで成功例があるし、サッカーでもオーストリアで成功例はあるんだ」。さらにスペインでも同様の特例は認められているという。レシュケ氏は興味ある提携先として、ゾネンホフ(3部)やハイデンハイム(2部)を挙げている。


 また別の問題点として、「セカンドチームの多くの選手は、せいぜい3部や4部でプレーをすることになるし、それと同時にその後の就職のための準備もしていかなくてはならない。あまりに年齢が行きすぎてしまうと、再就職もままならないという部分もあるんだ」と語った。