プレミアリーグで最下位に低迷するスウォンジーが、今シーズン開幕時には他クラブの指揮を執っていた2人の指導者を、新監督候補として検討しているようだ。イギリスメディア『BBC』が、22日付で報じている。


 今シーズン3勝3分12敗と不振が続くスウォンジーは、水曜日にポール・クレメント監督の解任を発表していた。新指揮官の候補として、クリスタル・パレスの前監督フランク・デ・ブール氏と、ウェストハムの前監督スラヴェン・ビリッチ氏の名前が挙がっている。


 アヤックスの監督として名声を高めたデ・ブール氏は、インテルでの失敗を経て今夏からクリスタル・パレスの指揮官に。しかし、自身初挑戦となるプレミアリーグでは大苦戦を強いられてしまう。リーグ戦4試合を終えた段階で勝ち点もゴールもゼロという深刻な状況のまま、公式戦5試合を終えた段階で早くも監督の座を追われることになった。


 母国クロアチアの代表監督として成功を収めてきたビリッチ氏は、2015年に現役時代にもプレーした経験のあるウェストハムの監督に就任した。初年度にはクラブ記録となる勝ち点62を獲得し、チームを7位へと導いている。しかし、翌シーズンは11位に順位を落としてしまい、3シーズン目となる今季はさらなる不振に陥ることに。第11節終了時点で2勝3分6敗の18位に沈んだことで、11月にはクラブが同監督の解任を決断している。


 同メディアによると、当初は有力な後任候補のひとりとされていたトニー・ピューリス氏に対しては、スウォンジー側があまり積極的ではないようだ。監督としてのキャリアを通じてプレミアリーグからの降格を経験しておらず、「残留請負人」としても名高い同氏だが、ウェスト・ブロムウィッチを率いていた今シーズンはチームを立て直すことができず、11月にその職を解かれている。


 次節のクリスタル・パレス戦では、選手兼任コーチでもあるイングランド人MFレオン・ブリットンがチームの指揮を執る見通しのようだ。しかし、これはあくまでも暫定的な人事とのこと。クラブは可能ならば土曜日の試合前に新監督を任命したいと考えているようだが、今シーズン解任の憂き目にあった指導者たちに“リベンジ”の機会が与えられることになるのだろうか。