「一番大事にしているのは結果を残すこと」。AFC U−23選手権初戦のパレスチナ戦に向けて、小松蓮(産業能率大学)が静かに闘志を燃やした。


 1年前は無名の選手だった。昨年4月、松本山雅FC U−18からトップチームへの昇格を果たせずに産業能率大学へ進学。普段は神奈川県リーグでプレーする小松にとって、これまで縁のなかった日の丸が身近になったのは同年5月のことだ。トゥーロン国際大会に臨むU−19日本代表に大抜擢を受け、全3試合に先発出場を果たした。


 そして昨年7月に行われたAFC U−23選手権予選の第1戦で代表公式戦デビューを飾ると、圧巻の4ゴールを記録。相手がフィリピンと強いチームではなかったが、それでも4得点という目に見える結果は大きなインパクトを与えた。


 小松が次に狙うはアジア王者を決める舞台でのゴール。「ボールを納めて、攻撃の起点になるところも自分の特長だと思っているので、こういう舞台でどんどん出していきたい」と、183センチの巨体を生かしてターゲットマンの役割を担い、攻撃の活性化を図るつもりだ。


 同世代のプロ選手に負けてはいられない。そんな負けじ魂ものぞかせる。今大会はU−20ワールドカップを戦ったメンバーを中心に構成されており、大学生は4人のみ。「この中でもしっかりやれるように、今は必死に食らいついていきたい」と大学生ストライカーの意地を見せつける。