8月19日にニュルンベルクに加入したFW久保裕也が、チーム合流からの慌ただしい1カ月を振り返った。同選手は13日付のドイツ誌『キッカー』にてインタビューに応じている。


 チームに合流してすぐにシーズン開幕を迎えたため、なかなかニュルンベルクの街での生活を堪能する時間もなかったが、久保はクラブに好印象を抱いているようだ。


「チームメイトの皆は、信じられないほど優しくて親切です。それは大きな助けになっていますね。最近、家を見つけるまで、クラブの敷地内にあるホテル暮らしでしたので、残念ながら街をあまり詳しく見ることはできていません」


 現地では、久保に最も適したポジションについて議論が行われている。「与えられたポジションでベストを尽くすのが、僕の仕事です」としたうえで同選手は、「(サイドよりは)真ん中のほうが向いているとは思います。特別、スピードがあるタイプではないので」と自身の見解を明かした。


 ブンデスリーガでは2試合に出場し、徐々に感覚も掴めてきているようだ。「ブンデスリーガのトランジション(攻守の切り替え)は、ベルギーに比べて明らかに速いです。それに、競り合いや1対1の局面も多いですね。ベルギーでは、ドリブルできるスペースがありました」と、昨シーズンまでプレーしてきたジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)と比較しながら率直な感想を明かしている。


「(ヤング・ボーイズやヘントでの経験は)ポジティブなものです。そうして、ヨーロッパのサッカーに段階を踏んで慣れることができましたから。僕のキャリアにとって正しいステップだったと思います」


 キャリアを振り返りつつ、ブンデスリーガ初挑戦のシーズンに臨んでいる久保。ミヒャエル・ケルナー監督の希望あっての獲得ということで、1部残留を現実的な目標とするクラブからの期待は大きい。「プレッシャーは感じていません。毎試合、毎日のトレーニングに楽しみながら臨めていますよ」という久保は「他クラブとの力の差はそれほど大きくない」とも語っている。


 大いなる期待を背負い、ニュルンベルクに加わった久保。その活躍に現地の注目が集まっている。