2020年2月6日午後(日本時間、以下同様)、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在していた3名の宇宙飛行士を乗せたロシアの「ソユーズ」宇宙船(MS-13)が、カザフスタン共和国に無事着陸しました。

■クリスティーナ・コック宇宙飛行士は328日間の長期に渡る任務を終了

【▲ISSから帰還したNASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士(Credit: NASA/Bill Ingalls)】

帰還した3名のうち、NASAのクリスティーナ・コック宇宙飛行士は2019年3月15日に打ち上げられたソユーズ宇宙船(MS-12)でISSに到着。同年12月28日には滞在日数が289日となり、NASAのペギー・ウィットソン宇宙飛行士が2017年に達成した女性宇宙飛行士の連続宇宙滞在記録を突破。滞在日数は帰還までに328日を数え、女性による連続宇宙滞在の最長記録を更新しています。コック宇宙飛行士は滞在中に6回の船外活動を実施しており、ISSの外で過ごした時間は合計42時間15分に及びました。

同時に帰還した欧州宇宙機関(ESA)のルカ・パルミターノ宇宙飛行士は、帰還に使われたのと同じソユーズ宇宙船に乗って2019年7月21日にISSへ到着。今回が2度目のISS滞在で、総滞在日数はESAの宇宙飛行士で最長となる合計367日になりました。また、パルミターノ宇宙飛行士とともにISSへ向かい、帰還も一緒だったロシアのアレクサンダー・スクボルソフ宇宙飛行士は、これが3度目のISS滞在。スクボルソフ宇宙飛行士は2010年の第24次長期滞在クルーにおけるコマンダーを務めており、宇宙での総滞在日数は今回の滞在で合計546日に達しています。

以上の3名が帰還したことで、現在ISSは3名体制で運用されています。次のソユーズ宇宙船(MS-16)の打ち上げは4月で、NASAのクリストファー・キャシディー宇宙飛行士ら3名がISSへと向かう予定です。

【▲帰還した3名の宇宙飛行士。左からクリスティーナ・コック宇宙飛行士、アレクサンダー・スクボルソフ宇宙飛行士、ルカ・パルミターノ宇宙飛行士(Credit: NASA/Bill Ingalls)】

 

Image Credit: NASA/Bill Ingalls
Source: NASA
文/松村武宏