国際宇宙ステーションに係留中の新型宇宙船「クルー・ドラゴン」(中央右)。中央下に見えているのは宇宙ステーション補給機「こうのとり」9号機(Credit: NASA)

NASAのジム・ブライデンスタイン長官は7月18日、現在国際宇宙ステーション(ISS)に係留されているスペースXの新型宇宙船「クルー・ドラゴン」が8月1日にISSを離れ、8月2日に地球へ帰還する予定であることを明らかにしました。

クルー・ドラゴンにとって初の有人飛行ミッションとなる「Demo-2」の打ち上げは今年の5月31日(日本時間)にケネディ宇宙センターで行われました。Robert Behnken(ロバート・ベンケン)宇宙飛行士とDouglas Hurley(ダグラス・ハーリー)宇宙飛行士を乗せたクルー・ドラゴンは、同日中にISSへのドッキングに成功しています。

ISSに到着した際のベンケン宇宙飛行士(左)とハーリー宇宙飛行士(右)(Credit: NASA)

現在両名は第63次長期滞在クルーとしてISSに滞在中のChristopher Cassidy(クリストファー・キャシディ)宇宙飛行士らとともにタスクに従事しており、ISSのバッテリーをジーエス・ユアサテクノロジー製のリチウムイオン電池に交換するための船外活動などが行われています。ベンケン宇宙飛行士とハーリー宇宙飛行士は帰還時にもクルー・ドラゴンに乗り込むことになっており、着水予定海域の天候にもよりますが、予定通りであれば2週間後にはISSを離れて帰還の途に就くことになります。

なお、今回のDemo-2ミッションに続くクルー・ドラゴン運用初号機による「Crew-1」ミッションには、JAXAの野口聡一宇宙飛行士がミッションスペシャリストとして搭乗することが決定しています。Crew-1ミッションの打ち上げはDemo-2ミッションの帰還と機体の評価を終えた後となる9月中旬以降になる模様で、早ければ2か月後には野口宇宙飛行士らの打ち上げを目にすることができそうです。

Crew-1ミッションの訓練に臨む野口聡一宇宙飛行士(Credit: SpaceX)

 

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Source: NASA
文/松村武宏