月周回有人拠点「ゲートウェイ」の想像図(Credit: NASA)

月周回有人拠点「ゲートウェイ」の想像図(Credit: NASA)

日本政府はNASAと、アルテミス計画で使用される月周回有人拠点「ゲートウェイ」の開発に参加することを正式に合意しました。正式には「民生用月周回有人拠点のための協力に関する日本国政府とアメリカ合衆国航空宇宙局との間の了解覚書(MOU)」といいます。この覚書はゲートウェイに関する協力を実施するための国際的な約束です。日本は令和元年10月、ゲートウェイへの整備を含むアルテミス計画への参画を表明しており、日本の協力分野は「居住の能力に係る基盤的機能」と「物資補給」とされています。ゲートウェイの心臓部分に当たる国際居住モジュール「I-Hab」において、環境制御や生命維持、バッテリー、熱制御などを提供します。また、モジュールの一つである「HALO」についてもバッテリーを提供。そして物資補給は、現在日本が開発中の新型補給船「HTV-X」を使用すると見られています。

アメリカは2024年までに月に再び人類を着陸させる「アルテミス計画」を国際協力で進めています。月周回有人拠点「ゲートウェイ」は、月周回上で行う研究や技術開発の拠点、月面探査のプラットフォーム、月面有人ミッションのための司令塔などアルテミス計画において重要な役割を果たします。さらに、火星有人ミッションのための中継基地としても使用される構想もあります。

 

Image Credit: NASA
Source: NASA、外務省
文/出口隼詩