ジェフ・ベゾス氏が率いる民間宇宙企業ブルーオリジンは、現地時間7月20日に、同社としては初めての有人宇宙飛行「NS-16」ミッションを行います。

使用されるのはブルーオリジンが独自に開発した宇宙船「ニューシェパード」です。宇宙船にはブルーオリジンの創業者であるジェフ・ベゾス氏、弟のマーク・ベゾス氏、ウォーリー・ファンク氏、オリヴァー・デーメン氏の4人が乗り込みます。打ち上げはアメリカ・西テキサス州にある同社の射場「Launch Site One」で行われます。

ブルーオリジンが開発し、NS-16ミッションで使用される宇宙船「ニューシェパード」(Credit: Blue Origin)

【▲ ブルーオリジンが開発し、NS-16ミッションで使用される宇宙船「ニューシェパード」(Credit: Blue Origin)】

打ち上げ当日には同社のホームページやYoutubeなどで生中継が行われる見通しです。生中継の開始時刻は、日本時間7月20日20:30から、打ち上げ予定時刻は日本時間同日22:00となっています。なお当日の天候や機体の状況等により変更になる恐れがあります。

打ち上げに先立って、現地時間18日にはミッション開始前の記者会見が行われました。ブルーオリジン社の最高経営責任者(CEO)であるボブ・スミス氏、リードフライトディレクターのスティーブ・ラニアス氏を含む5人が出席し、作業状況などを説明しました。スティーブ氏によれば、「予定通りに打ち上がるだろう」ということです。

このミッションは、同社にとって初めて「ニューシェパード」を使用した有人打ち上げとなります。記念すべき宇宙船には、82歳のウォーリー・ファンク氏、そして18歳のオリヴァー・デーメン氏が搭乗します。両者ともこれまでの宇宙飛行最高齢、最年少記録を更新します。

ブルーオリジンの宇宙旅行は、カプセルに乗り込んで行います。ニューシェパード宇宙船は「カプセル」部分と「ロケット」部分に分けられています。参加者はカプセル部分に搭乗し、宇宙へ向かいます。カプセルは完全自動操縦。打ち上げられた後、高度100km付近でカプセルとロケットが分離。約5分間の無重力状態になり、その後カプセルはパラシュートを開いて地上へ着地します。なおロケットは、垂直状態で地球へ帰還し、そのまま着地します。

ニューシェパード宇宙船の船内の様子。各座席に窓がついており、地球の様子を見ることができる(Credit: Blue Origin)

【▲ ニューシェパード宇宙船の船内の様子。各座席に窓がついており、地球の様子を見ることができる(Credit: Blue Origin)】

 

Image Credit: Blue Origin
Source: Blue Origin / SpaceNews
文/出口隼詩