中国は地球観測衛星「高分5号02」の打ち上げに成功しました。高分衛星は、現地時間9月7日午前11時1分に中国内陸部にある太原衛星発射センターから長征4Cロケットで打ち上げられました。

ミッションを行う中国航天科技集団有限公司(CASC)によれば、予定していた軌道への投入に成功したということです。アメリカ軍が公表するトラッキングデータより、高度約680kmの太陽同期軌道に投入されました。

太原衛星発射センターから打ち上げられる長征4Cロケット(Credit: CNSA)

【▲ 太原衛星発射センターから打ち上げられる長征4Cロケット(Credit: CNSA)】

高分衛星と打ち上げ機である長征4Cロケットは、上海航天技術研究院(SAST)が開発と製造を行いました。高分5号02は環境モニタリング衛星としてハイパースペクトルセンサーを搭載し、水域や大気、海洋、土地などの環境を観測します。また高分5号01は2018年に打ち上げられ、大気汚染や温室効果ガスを観測する能力を持つとされています。これらの衛星のデータは中国の環境保護を強固にしたり、自然資源の調査を向上させたり、災害防止策の向上に役立つということです。

高分プログラムは2010年にスタートし、2013年に1号機の打ち上げが行われました。中国高解像度地球観測システム(CHEOS)の元で開発され、これまでに24機が打ち上げられています。中国の科学技術分野において重要な16のミッションの1つとして制定され、宇宙をベースとした高解像度地球観測ネットワークを構築することが目標とされています。現在、高分衛星が観測した画像とデータは20以上の中国企業で広く使用されているということです。

 

Image Credit: CNSA
Source: CNSA(1)/CNSA(2)/Spaceflight Now/Space.com
文/sorae編集部