アリアンスペース社は日本時間12月27日22時10分、OneWebの衛星コンステレーションを構成する通信衛星36機の打ち上げを実施しました。衛星はカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から「ソユーズ2.1b」ロケットによって打ち上げられ、高度450kmの地球低軌道へ投入することに成功したとのことです。

OneWebは648機の通信衛星で構成される衛星コンステレーションを用いて、高速かつ低遅延のインターネットサービス提供を目指しています。軌道に投入された衛星の数は今回の打ち上げで394機に上り、計画の約60%を占めるに至っています。今回打ち上げられた36機の衛星は軌道上で9回に分けて分離されたため、打ち上げミッションは3時間45分に及びました。

バイコヌール宇宙基地から打ち上げられるOneWeb衛星を搭載したソユーズロケット(Credit: Arianespace)

【▲バイコヌール宇宙基地から打ち上げられるOneWeb衛星を搭載したソユーズロケット(Credit: Arianespace)】

アリアンスペースによると、今回のミッションは同社による63回目のソユーズロケット打ち上げで、12回目のOneWeb衛星打ち上げとなりました。1980年の設立以来、同社が軌道に投入してきた人工衛星や探査機といった宇宙機の数は合計1101機に達したとのことです。

なお、アリアンスペースはつい先日、新型宇宙望遠鏡「ジェイムズ・ウェッブ」の打ち上げにも成功しています。当初の計画から14年遅れたウェッブ宇宙望遠鏡の打ち上げは、多くの研究者や宇宙ファンから注目されました。「アリアン5」ロケットに搭載されたウェッブ宇宙望遠鏡は日本時間2021年12月25日21時20分にギアナ宇宙センターを飛び立ち、宇宙の謎を解明するべく観測を行う太陽と地球のラグランジュ点「L2」に向かって飛行を続けています。

 

Image Credit: Arianespace
Source: Arianespace/OneWeb/SpaceNews
文/出口隼詩