中国は日本時間12月23日19時12分、中国南部・海南島の文昌衛星発射センターにて「長征7A」ロケットの打ち上げを実施しました。

中国の宇宙開発を牽引する中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、搭載されていた2機の人工衛星は予定する軌道(GTO:静止トランスファー軌道)に投入され、打ち上げは無事に成功したということです。この打ち上げは長征ロケットシリーズにとって402回目の打ち上げとなりました。

文昌衛星発射センターから打ち上げられた長征7Aロケット(Credit:CASC)

【▲文昌衛星発射センターから打ち上げられた長征7Aロケット(Credit:CASC)】

今回打ち上げられた人工衛星は、中国空間技術研究所が開発・製作した「試験12号」01と02の2機です。CASCによると、試験12号01・02は「宇宙環境の探測および関連する技術試験」を行うとされています。

打ち上げに用いられた長征7Aは、全長60.7mの3段式ロケットです。直径は最大3.35mで、4基の補助ブースターを備えており、静止軌道に7トンの搭載物を運ぶ能力を持ちます。NASA Spaceflight.comによると、今回の打ち上げでは2機の衛星打ち上げに対応するために、従来よりも直径を小さく、全長を長くした新型のフェアリング(ロケットの先端部)が用いられました。

なお、長征7Aロケットは2020年3月に初飛行しましたが、この時は打ち上げに失敗。1年後の2021年3月に実施された2回目の飛行で初めて打ち上げに成功しており、今回は2回目の打ち上げ成功となりました。

 

Image Credit: CASC
Source: CASC/CALT/SpaceNews/NASASpaceflight.com
文/sorae編集部