中国は現地時間1月17日に「長征2D」ロケットの打ち上げを実施しました。ロケットには試験衛星「試験13号」(Shiyan-13)が搭載され、軌道投入に成功したということです。この打ち上げは、中国にとって2022年最初のミッションとなりました。

「試験13号」を搭載した長征2Dロケット(Credit: SAST)

【▲「試験13号」を搭載した長征2Dロケット(Credit: SAST)】

中国航天科技集団有限公司(CASC)によると、試験13号を搭載した長征2Dは中国北部にある太原衛星発射センターから、現地時間2022年1月17日10時35分に打ち上げられました。中国科学院微小衛星革新研究院が開発したとされる試験13号は「宇宙環境の検出と関連技術の実験」に用いられるとのことですが、詳しい情報は明らかにされていません。

打ち上げに使用された長征2Dロケットは2段式の液体燃料ロケットで、高度700kmの太陽同期軌道に1.2トンのペイロード(搭載物)を運ぶ能力を持ちます。CASCによると、今回の打ち上げでは衛星の設計要求により、直径2mの衛星分離装置が初めて使用されたということです。CASCは2022年に40機以上のロケット打ち上げを予定しており、そのうち15回で長征2Dが用いられる見込みです。

2021年の中国は民間企業による打ち上げを含めて、国別のロケット打ち上げ数としては世界一となる55回の打ち上げを実施しました。また、中国独自の宇宙ステーション「天宮」の建設も着々と進められており、2022年は実験モジュール「問天」と「夢天」が打ち上げられる予定です。天宮に関しては2022年中に無人補給船「天舟」のミッション2つと有人宇宙船「神舟」のミッション2つも実施される見込みとなっています。

 

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Image Credit: SAST
Source: CASC/SAST/SpaceNews
文/sorae編集部