【▲ ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」を搭載して打ち上げられたULAの「アトラスV」ロケット(Credit: NASA/Joel Kowsky)】

【▲ ボーイングの新型宇宙船「スターライナー」を搭載して打ち上げられたULAの「アトラスV」ロケット(Credit: NASA/Joel Kowsky)】

米国東部夏時間2022年5月19日18時54分(日本時間5月20日7時54分)、ボーイングの新型宇宙船「CST-100 Starliner(スターライナー)」による無人軌道飛行試験ミッション「OFT-2(Orbital Flight Test 2)」の打ち上げが、米国フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地第41発射施設にて予定通り実施されました。

OFT-2はスターライナーによる有人飛行ミッションに先立ち、打ち上げから国際宇宙ステーション(ISS)へのドッキングを経て地球に帰還するまでの実証試験を行うことを目的としています。スターライナーの打ち上げは2019年12月の飛行試験ミッション「OFT(Orbital Flight Test)」以来となります。

ユナイテッドローンチアライアンス(ULA)の「アトラスV」ロケットで打ち上げられたスターライナーは、約15分後にアトラスVの上段(第2段)「セントール」から切り離されて弾道軌道へ投入されました。分離から約16分後、スターライナーは自身のエンジンを45秒間稼働させて、計画通りの地球周回軌道へ入ることに成功しました。2019年12月のOFTではこの段階で問題が発生して計画されていた軌道に入ることができず、ISSへの到達を断念して地球へ帰還しています。

アメリカ航空宇宙局(NASA)によると、スターライナーは打ち上げから約24時間後の米国東部夏時間2022年5月20日19時10分(日本時間5月21日8時10分)頃に、ISSの「ハーモニー」モジュールにドッキングする予定です。その後はISSに滞在中の第67次長期滞在クルーによって、米国東部夏時間5月21日11時45分(日本時間5月22日0時45分)頃にスターライナーのハッチが開かれる見込みです。

 

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Image Credit: NASA/Joel Kowsky NASA - Starliner Launches to Space Station on Uncrewed Flight Test for NASA Boeing - Orbital Insertion Burn Complete Boeing - Launch and Ascent Phase Complete, Orbital Insertion Up Next ULA - United Launch Alliance Successfully Launches the Boeing CST-100 Starliner on Orbital Flight Test-2

文/松村武宏