2000本安打まで残り116本

新型コロナウイルスの影響でNPBの開幕が遅れている。現時点では4月24日が最短の日程だ。しかし、国内の状況によってはさらに遅れる可能性もあるという。まさに一大事である。選手たちは不安な状況の中、きたるべき開幕の日に向けて調整を続けている。

そんななか巨人の原辰徳監督は一部の選手を一時解散させ、4月5日に再集合するという。坂本勇人や岡本和真がその対象となっている。

個人調整をこれから行っていく坂本だが、昨シーズン終了時点で1884安打を記録しており、2000本安打まであと116本に迫っている。入団2年目でレギュラーに定着して以来、少なくとも129安打(2015年)以上を放っており、大きな故障さえなければ達成は確実な状況。しかし、試合数の削減などがあれば、1年先延ばしとなる可能性もある。

また、今年12月14日に32歳になる坂本は、榎本喜八(毎日ほか)が保持している最年少記録(31歳7ヶ月)の更新も視野に入れていた。7月13日までに116安打を放てば新記録となったが、それも開幕の延期で不透明な状況となってしまった。

とはいえ、本人は「全然気にしていません」と意に介さない。それよりも、主将としてチームを優勝に導き、日本一を奪回することを重要視している。

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通算二塁打は現役3位タイ

坂本には2000本安打に続いて張本勲(巨人ほか)のもつ3085安打への期待もかかってくる。単純計算ではあるが、年間120安打を9年続ければ1080本の上積みとなる。今シーズンの積み上げ本数にもよるが2000本安打に到達したうえで、その後41歳のシーズンまで故障なく過ごすことができれば届く数字だ。

現在の坂本を見る限り、不可能とは言い切れないだろう。もちろん、今後数年は120本を上回ることが濃厚で、早い段階で貯金ができれば、達成は現実的なものとなる。

さらに期待がかかるのは二塁打の通算記録だ。NPBにおける二塁打の通算記録は立浪和義(中日)がもつ487本だが、坂本は現在348本となっており、現役では鳥谷敬(ロッテ)と並んで3位タイ。レギュラーに定着した2年目から、平均29本の二塁打を放ってきたことになる。

もちろん安打同様にこのペースが引退まで続くわけではないだろうが、139本の差は5年ほどで追い抜ける計算となる。こちらも現在の年齢を考えると、十分に達成可能な数字だ。

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日米通算ではイチローがトップ

NPBでは立浪が二塁打の最多記録を持っているが、MLBも含めるとさらに上がいる。昨シーズン限りで現役を引退したイチローだ。

イチロー(マリナーズほか)は日米通算573本(NPB211本、MLB362本)を記録しており、日本人としては圧倒的なトップに立っている。2位は福留孝介(阪神)の505本(NPB394本、MLB111本)だが、今年43歳になることを考えると、イチローの記録を更新するのは難しそうだ。ちなみに巨人の先輩でもある松井秀喜は494本(NPB245本、MLB249本)となっている。

立浪の日本記録まで139本、イチローの日米通算記録まで225本。彼らの記録に挑戦できる現役唯一の存在と言っても過言ではない坂本。安打だけではなく、二塁打にも注目していきたい。

【通算成績】
坂本勇人(巨人)
試合:1670
安打:1884
二塁打:348

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