巨人・菅野智之―大城卓三

DAZNは「2020プロ野球月間最優秀バッテリー賞」8月度のセ・パ両リーグの候補バッテリー各3組を決定した。セ・リーグは多村仁志氏、パ・リーグは中村紀洋氏が選考委員長として3組を選出し、DAZNの公式Twitterでユーザーによる投票を行い、最も得票率の高かったバッテリーをセ・パ各リーグの月間最優秀バッテリーとして表彰する。8月度の対象期間は7月27日〜8月23日。

セ・リーグの候補1組目は巨人の菅野智之―大城卓三のバッテリー。菅野は7月28日のDeNA戦で7回2失点、8月4日の阪神戦で7回2失点、8月12日のヤクルト戦で7回1失点、8月18日の阪神戦で9回完封と4戦4勝。期間中の防御率(20投球回以上)はリーグ2位の1.20、RSAA(同じイニング数で平均的な投手に比べてどれだけ失点を防いだかを示す指標)はリーグ2位の8.0と抜群の成績を残した。

大城も菅野の「相棒」として攻守で貢献。期間中はセ・リーグの捕手で3位の5打点(1位は阪神・梅野隆太郎、2位はヤクルト・西田明央)をマークした。選考委員長の多村氏は「こちらのバッテリーは2ヶ月連続の選出です。大城捕手は打撃、リード面でもエースの信頼が厚い」と評価している。

巨人・菅野智之―大城卓三バッテリー

ヤクルト・小川泰弘―西田明央

2組目はヤクルトの小川泰弘―西田明央のバッテリー。小川は何と言っても、8月15日のDeNA戦で達成した史上82人目(93度目)のノーヒットノーランが光る。

対象期間中は8月1日の中日戦に7.1回3失点で負け投手、8月8日のDeNA戦は5回4失点で負け投手、8月23日の阪神戦は7回2失点で勝ち投手となり、計2勝2敗。防御率(20投球回以上)はリーグ9位の2.22をマークしている。

西田明央は正捕手の中村悠平や楽天から移籍した嶋基宏が故障で不在の間、扇の要を守った一人だ。期間中の打率は.265でリーグ2位(1位は広島・坂倉将吾)、打点もリーグ2位の6を記録し、多村氏は「正捕手の座を狙う西田捕手の的確なリードも光りました」と称賛している。

ヤクルト・小川泰弘―西田明央バッテリー

中日・大野雄大―木下拓哉

3組目の候補は中日の大野雄大―木下拓哉のバッテリー。大野は7月31日のヤクルト戦で9回3失点完投、8月7日の巨人戦で9回1失点完投、8月16日の巨人戦で9回1失点完投、8月23日のDeNA戦で9回完封と4戦4勝。しかも全て完投勝利で、リーグ3位の防御率1.25(20投球回以上)、RSAAはリーグ1位の10.6をマークしている。

さらに36回で37奪三振と、イニングを超える三振を奪っているのも価値がある。同じ4戦4勝だが、30回で22奪三振の巨人・菅野に奪三振数では差をつけている。

木下拓哉は期間中の打率が.189と低かったものの、多村氏は「木下捕手も好リードでエースを連続完投勝利に導きました」とリード面を高評価している。

中日・大野雄大―木下拓哉バッテリー

データ提供:データスタジアム

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