1997年生まれ、1985年生まれが2021年の「年男」

2021年の干支は「丑」。年齢でいえば、1997年生まれの24歳と大ベテランになる1985年生まれ36歳が年男だ。各球団、どんな選手が年男になるのか注目してみたい。今回は広島の年男を取り上げる。

85年生まれの松山竜平が勝負のシーズンを迎える

85年生まれの松山竜平にとって2021年は、勝負の1年になるかもしれない。

プロ13年目を迎えた昨季の成績は打率.277、9本塁打、67打点。シーズンを通して4番や5番打者、鈴木誠也の後ろの打者という重要な役割を担った。得点圏打率.324とさすがクラッチヒッターぶりは発揮したが、2年続けて本塁打1桁台はやや寂しい。

リーグ3連覇を達成した2016年から2018年は、いずれも2桁本塁打を放ち2017年には打率.326をマークしていたため、それと比べると迫力が欠ける。さらに2020年は一塁手の守備でも両リーグワーストの9失策を記録。年齢的な衰えも気になる。

そんな中、チームは27歳の新外国人打者のクロンを獲得。マイナー151本塁打の実績を持つ右打ちの一塁手だ。松山とはスタメンを賭けたライバルになる。争いを制し、再び強打を発揮することができるだろうか。

97年生まれの新人王・森下暢仁が「2年目のジンクス」に挑む

97年生まれには、2020年にこれ以上にない程のルーキーイヤーを送った森下暢仁がいる。

大学ナンバーワン右腕としてドラフト1位でカープ入り。1年目から10勝3敗、リーグ2位の防御率1.91、リーグ3位の124奪三振と圧巻の成績をマーク。高卒2年目で9勝を挙げた巨人・戸郷翔征という対抗馬もいた中で、ほぼ満票で新人王をつかみ取った。

2020年はエース・大瀬良大地がシーズン途中でリタイアするというアクシデントもあり、序盤の崩壊からなかなか立て直せなかったリリーフに加え、先発ローテーションも苦境に立たされた。そんな中、ルーキーながらエース級の働きでチームを救ったのが森下だった。

森下と同じく大瀬良も、大卒1年目で10勝を挙げ新人王を獲得した投手だ。しかし、2年目は先発としてチームに勝ちをもたらせずリリーフへ配置転換。3年目は怪我に苦しむなど伸び悩みの時期もあった。

大瀬良に限らず近年の広島は、2017年に15勝した薮田和樹や12勝した岡田明丈といった大卒投手の上位指名投手がブレークから伸び悩む傾向にある。果たして森下は「2年目のジンクス」を跳ね返すことができるだろうか。

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