早川は前半好調も尻すぼみだった1年目

昨季は優勝候補にも挙げられながらパ・リーグ3位に終わった楽天。2013年以来のペナント制覇に向け、2022年に期待されるのは1998年生まれの年男、早川隆久だ。

ドラフトで4球団競合の末に入団した黄金ルーキーとして、昨季は噂通りの高い実力を証明した。左腕から繰り出すキレのいいストレートと正確なコントロールで前半戦は白星を重ね、5月23日のロッテ戦で早くも6勝。しかし、シーズン中盤から疲れが見え始め、6月25日に登録抹消されるなど最終的には9勝(7敗)どまりだった。

1年目としては上々の成績だが、新人王へ一直線かと思われた前半戦の勢いから考えると尻すぼみの印象は拭えない。

2年目の今季は、昨年到達できなかった2桁勝利はマストだろう。早川がいくつ貯金を作れるかがチーム成績を大きく左右すると言っても過言ではない。

楽天の早川隆久インフォグラフィック

涌井秀章は2年ぶり2桁狙う、藤平尚真は心機一転、背番号変更

プロ18年目を迎える涌井秀章も1986年生まれの年男だ。昨季は開幕戦のマウンドに立って勝利投手となったものの、6月11日の阪神戦から5連敗を喫するなど結局6勝8敗、防御率5.04と不本意な成績に終わった。

現在、プロ通算150勝140敗37セーブ16ホールド。200勝達成するためにも今年は2年ぶりの2桁勝利を挙げたい。

2016年ドラフト1位の藤平尚真も年男だ。横浜高時代は履正社・寺島成輝(ヤクルト)、作新学院・今井達也(西武)、花咲徳栄・高橋昂也(広島)とともに「高校BIG4」と呼ばれた逸材も、ここ3年間は未勝利。昨季は一度も一軍に上がれず、イースタンでも18試合登板で0勝6敗、防御率7.16に終わった。

2022年は背番号も19から46に変更。心機一転の巻き返しが期待される。

高田孝一と内間拓馬の成長も期待

早川と同期入団で2020年ドラフト2位の高田孝一、同4位の内間拓馬も飛躍が期待されるホープ。高田は昨季、一軍では3試合に登板したのみだったが、二軍では6勝10敗、防御率3.21の成績を残し、イースタン・リーグ最多の95三振を奪った。

内間は一軍で11試合に登板して防御率5.91だったものの、10.2回で16三振を奪い、素質の片鱗をのぞかせた。ストレートは平均149.6キロをマークしており、実戦経験を積めば大化けする期待もある。

また創志学園高から巨人に入団し、2020年に高梨雄平とのトレードで楽天に移籍した髙田萌生も1998年生まれ。今年こそ優勝するために、年男の飛躍は不可欠だ。

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