巨人・岡本和真は5安打中4安打が本塁打

先週のセ・リーグは最下位の阪神が5勝0敗で、24日も含めると6連勝の快進撃。借金を10まで減らし、ようやく調子を上げてきた。SPAIAでは4月26日から5月1日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

セ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


阪神に3タテを喫して2勝4敗だった首位・巨人は岡本和真がwRAA3.1でチームトップだった。24打数5安打で打率は.208だったが、5安打中4安打は本塁打。26日のDeNA戦から4試合連発で、7打点を稼いだ。現在10本塁打、25打点でリーグ2冠を走っている。

坂本勇人が登録抹消されたこともあり、若き主砲への期待は高まるばかり。V奪回に向け、交流戦前の踏ん張りどころだろう。

広島は西川龍馬、中日はビシエドがトップ

ヤクルトは村上宗隆がwRAA3.7で3週連続チームトップ、先週はリーグでもトップだった。先週は天候に恵まれず3試合消化したのみだったが、全て勝利を挙げたチームに主砲として貢献。27日の広島戦では1本塁打を含む5打数3安打3打点。今季6本塁打、20打点で岡本を追いかけている。

先週は1勝4敗で3位に転落した広島は、西川龍馬がwRAA1.9でトップだった。19打数7安打で打率.368、今季はリーグ4位の打率.328と好調だ。開幕から1番で起用されてきたが、22日からは3番としてポイントゲッターの役割も期待されている。

2勝3敗で4位に落ちた中日は、ビシエドがwRAA2.1でトップ。18打数7安打で打率.389をマークし、今季の打率もようやく.257まで上げてきた。現在、チーム打率はリーグトップの.253だが、94得点はリーグ5位。若きスラッガー石川昂弥が成長の跡を見せているものの、得点力アップには4番ビシエドの打力が欠かせないだろう。

DeNA牧秀悟も4安打5四球で貢献

1勝3敗で借金が5まで膨らんだDeNAは、牧秀悟がwRAA3.1でチームトップだった。先週は11打数4安打、1本塁打。四球も5つ選んでチームに貢献した。新型コロナウイルスの陽性判定を受けて離脱した分を取り戻すかのようにバットが振れている。

6連勝中の阪神は糸井嘉男がwRAA3.3でリーグトップだった。14打数8安打で打率.571をマーク。5月1日の巨人戦では8回に代打で登場し、鍬原拓也から2点タイムリーを放つなど絶好調だ。昨季はわずか25試合出場にとどまり、背水の陣で臨む今季、40歳のベテランがかつての輝きを取り戻しつつある。

チームトップではないが、ヤクルト・山田哲人もwRAA3.5を記録している。昨年最後まで優勝を争ったヤクルトと阪神が5月戦線を盛り上げてくれそうだ。

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