ヤクルト村上宗隆は4週連続チームトップ

先週のセ・リーグはヤクルトが5勝1敗と星を伸ばし、今季初の単独首位に浮上した。逆に巨人は1勝5敗で3位転落。4月29日から4連敗し、1勝を挟んで再び4連敗と深刻な状況だ。SPAIAでは5月3日から8日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

セ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


首位ヤクルトは村上宗隆がwRAA3.0で4週連続チームトップ。主砲としてチームを牽引している。先週は22打数5安打で打率は.227だったが、5安打のうち3安打は本塁打。実に11打点を稼ぎ、5四球を選んだ。

6日の巨人戦では堀田賢慎から、翌7日はシューメーカーから2試合連続満塁アーチ。今季9本塁打まで伸ばしてトップの巨人・岡本和真(11本塁打)に迫り、打点は31でリーグトップに躍り出た。チャンスに強い村上が5月戦線の主役となるか。

巨人ウォーカー、中日・鵜飼航丞も好調

2位・広島も先週は4勝2敗で調子を上げている。中でも西川龍馬はセ・リーグトップのwRAA4.6。26打数8安打で打率.308、2本塁打、6打点をマークした。8日のDeNA戦では1本塁打を含む4打数2安打3打点で17点大勝に貢献。リーグ3位の今季打率.325と好調をキープしている。

巨人はウォーカーが気を吐いた。先週は23打数7安打で打率.304、3本塁打、4打点。wRAA2.6でチームトップだった。主将の坂本勇人が右膝靱帯損傷で、開幕から1番を任されてきた吉川尚輝が左肩甲骨の骨挫傷で離脱しており、助っ人への期待は高まるばかりだ。

中日はドラフト2位ルーキー鵜飼航丞がwRAA3.2でトップだった。17打数5安打で打率.294、1本塁打。8日の阪神戦では西純矢から3号2ランを放ち、自慢のパワーを見せつけた。近年の懸案だった得点力不足を解消する存在として、さらなる成長が期待される。

DeNA牧秀悟はリーグ2位、阪神打線は元気なし

先週は3勝3敗だったDeNAは、牧秀悟が変わらず好調だ。22打数6安打で打率.273、3本塁打、10打点。wRAA4.3はチームトップ、セ・リーグでも2位だった。5日の中日戦では1本塁打を含む4打数2安打4打点で勝利に貢献。4月に新型コロナウイルスの陽性判定を受けて一時離脱したものの、打率.315、8本塁打、23打点と打撃3部門ともリーグ上位の数字をマークしている。

4月下旬から6連勝をマークして上向きつつあった阪神だが、先週は2勝4敗だった。4敗中3敗は完封負けで、6日の中日戦では大野雄大に延長10回2死までパーフェクトに抑えられるなど打線に元気がない。佐藤輝明がチームトップのwRAAを記録したが、その数値は0.3と物足りないもの。先週は23打数6安打で打率.261、1打点で、本塁打は4月29日巨人戦の7号2ラン以来出ていない。チームを救う主砲の爆発が待たれる。

チームトップではないが、坂倉将吾はwRAA3.5、上本崇司はwRAA3.4、マクブルームはwRAA2.8と広島勢が上位に並んだ。今週は13日から広島とヤクルトの3連戦(マツダスタジアム)が予定されており、前半戦最初のヤマ場となりそうだ。

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