ソフトバンク周東佑京が走攻守で躍動

先週のパ・リーグはソフトバンクが3勝3敗で首位に浮上。オリックスは6月負けなしの5連勝で3位に再浮上、勝率も5割に復帰した。その他の4球団は、楽天とロッテが2勝4敗、西武と日本ハムが1勝5敗と、セ・リーグの本拠地6連戦で苦戦を強いられる結果となった。

SPAIAでは5月31日から6月5日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

パ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


首位に浮上したソフトバンクは周東佑京がwRAA2.4でチームトップだった。週前半の巨人との3連戦では代走、守備固めでの出場が主だったが、中日との3連戦では全試合スタメン出場。二塁、三塁、中堅と複数ポジションを守りながら、打率.500(12打数6安打)、3得点、1盗塁をマークし、走攻守でチームに貢献した。

オリックス杉本裕太郎が本領発揮、西武・山川穂高の不敗神話崩れる

中日とDeNAに負け越し2位に転落した楽天だが、コンスタントな活躍を見せたのが浅村栄斗。全6試合でヒットを放ち、週間打率.409をマークし、連続試合安打も9に伸ばした。6日のDeNA戦では、1点ビハインドの9回に山崎康晃から9号ツーランを放ち逆転勝利を呼び込むなど、チームトップのwRAA3.2をマークした。

パ・リーグNo.1のwRAA5.3を記録したのがオリックスの杉本裕太郎だ。23打数10安打の打率.435、2本塁打。1日のDeNA戦では中押しの4号ツーラン、4日の広島戦では先制の5号ソロと効果的な一発を放ち、チームの5連勝に大きく貢献した。吉田正尚も戦列に復帰し、役者の揃った昨年覇者がいよいよ反攻開始となりそうだ。

西武では山川穂高がwRAA2.5で2週連続チームNo.1となった。ただ、週間成績は18打数4安打の打率.222、2本塁打、2打点と振るわない。5日のヤクルト戦では一時同点に追いつく18号ソロを放つも、投手陣が踏ん張れず敗戦。開幕から続いていた一発を放つと負けない「不敗神話」も崩れた。6四球と勝負を避けられる場面も増えてきており、山川に依存している打線の立て直しが急務となっている。

本塁打が待たれる日本ハム・野村佑希

5位のロッテでは、中村奨吾がwRAA3.1でチームトップだった。21打数6安打の打率.286、2本塁打、3打点と、決して絶好調というわけではない。だが、1日のヤクルト戦では、2回に同点に追いつく3号ソロ、同点で迎えた6回には二死から二塁打で出塁し、決勝のホームを踏むなど、随所で光る活躍を見せた。

日本ハムでは野村佑希がスタメン起用された5試合全てで安打を放ち、23打数9安打の打率.391、4打点。1日の広島戦では、9回にダメ押しとなる2点タイムリー二塁打を放つなど3安打猛打賞で、今週唯一の白星に貢献した。

ただ、本塁打は5月10日のオリックス戦以来、1か月近く出ておらず、wRAAもチーム1位だったが、2.1と少し物足りない。若き主砲には持ち前の長打力を発揮し、チームを押し上げる打撃を期待したい。

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