岩田望来騎手は4位にランクダウン

2022年6月終了時点の騎手リーディング,ⒸSPAIA



2歳戦、函館開催も始まり夏競馬に突入した6月の競馬開催が終了した。6月4日から上半期の総決算・宝塚記念が行われた26日までの開催8日間における騎手リーディング上位勢の成績を振り返っていこう。

トップは77勝で変わらず川田将雅騎手。目立った固め打ちはなく日別の成績は2→0→2→1→1→1→0→1。月間8勝に終わったが、2位以下に14勝差。賞金ランキングでも約4億円差をつけるなど、独走状態が続いている。

5月終了時点では2位から5位まで混戦模様となりつつあったが、6月に入ってからは週ごとに順位変動があった。そして6月終了時点で2位に再浮上したのはルメール騎手。2→0→3→2→2→2→0→2と8日間のうち複数勝利が6回と一気に調子を上げ、63勝まで勝ち星を伸ばした。

ここからさらに勢いづいて川田騎手を猛追かと思われたが、今週末から8月8日までフランスに一時帰国する。コロナ禍で家族とも会えない状況が続いていたとのことで、いいリフレッシュになることを願うとともに、帰国後のさらなる活躍にも期待したい。

ルメール騎手と同じ63勝、2着の回数差で3位となったのは横山武史騎手。得意とする北海道開催が始まって月間11勝、6月18日には1日3勝をマークするなど、複数勝利をあげた日が4回あった。

前月2位だった岩田望来騎手は4位にランクダウン。乗鞍は多いものの、6勝しか上積みできず年間では62勝となっている。夏競馬で再浮上のきっかけを掴みたいところだ。

5位は戸崎圭太騎手。5月最終週に6勝を挙げて4位に浮上していたが、6月の日別成績は1→1→1→0→0→1→0→1と複数勝利がなく、月間5勝止まりの年間56勝。4位岩田望騎手との差は6勝に広がってしまった。

松山弘平は月間最多タイの13勝

ここからはリーディングトップ5には入っていないものの、顕著な活躍を見せた騎手についても触れておきたい。

松山弘平騎手は、ルメール騎手と並んで月間13勝と最多タイの勝利をマーク。リーディング6位で49勝としている。騎乗回数も月間70回と最も多く、特にダートでは【9-5-2-15】、勝率29.0%、連対率45.2%、複勝率51.6%と好成績。回収率でも単215%、複117%と活躍が目立った。

月間3勝ながら、タイトルホルダーとのコンビで宝塚記念を勝利した横山和生騎手は獲得賞金11億4,759万円で賞金ランキング4位に浮上。重賞勝利数も5まで伸ばして川田騎手、岩田康誠騎手、池添謙一騎手とともにトップの成績となっている。

そして月間4勝を挙げた新人女性ジョッキー、今村聖奈騎手。5月7、8日の週から7週連続勝利という活躍を見せ、デビューから16勝。このまま月4勝ペースでいくと年間40勝ほどとなる計算で、藤田菜七子騎手が2019年に打ち立てた、女性騎手のJRA年間最多勝記録(43勝)を更新する可能性もある。

100勝達成

区切りの勝利としては、レーン騎手が6月19日の東京9RでJRA通算100勝を達成。身元引受調教師でもあり、最も多くの騎乗依頼をしている堀宣行厩舎のレインフロムヘヴンに騎乗しての嬉しい記録達成だった。

JRA通算100勝を達成したダミアン・レーン騎手,ⒸSPAIA(撮影:三木俊幸)


今回の短期免許期間は終了し23勝、勝率18.9%。重賞は鳴尾記念の1勝とレーン騎手にしては物足りない印象だが、安田記念ではサリオスとのコンビで見せ場十分の3着、宝塚記念ではヒシイグアスで2着と随所で存在感は見せつけた。

ライタープロフィール
三木俊幸
編集者として競馬に携わった後、フリーランスとなる。現在はカメラマンとしてJRAや地方競馬など国内外の競馬場を飛び回りつつ、ライターとしても執筆している。

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