西武・愛斗が出場9試合連続安打

先週のパ・リーグは、西武がロッテと日本ハムに2カード連続で勝ち越し、遂に今季初の首位に浮上した。最下位の日本ハムは先週からの連勝が7で止まったものの、3勝2敗と勝ち越しに成功。5位のオリックスが3勝3敗の五分で続き、ソフトバンク、楽天、ロッテは負け越した。

SPAIAでは7月12日から7月18日までのwRAAを集計。本塁打数や安打数も含めて打撃面で貢献度の高い選手を「週間MVP」として球団別に紹介する。

wRAAとは、リーグの平均的な打者が同じ打席数の場合と比べてどれだけチームの得点を増やしたかを示す指標。平均的な打者なら0となり、貢献度が高いほど数値は大きく、低ければマイナスになる。wRAAが10なら、その打者が打席に立つことで、平均的な打者より10点増えたと評価できる。

パ・リーグ週間MVPインフォグラフィック


西武は先週コロナ禍に見舞われ、源田壮亮ら主力の離脱が相次ぐ中、4勝2敗で勝ち越しに成功し首位に躍り出た。その立役者となったのが愛斗だ。14日のロッテ戦で5回2死二塁から決勝タイムリーを放つなど、20打数7安打の打率.350、1本塁打の活躍。wRAAもチームトップの1.1を記録した。

先週は全試合でヒットを放ち、これで出場した試合では9試合連続安打と好調。主力の離脱もあり得点力が落ち気味の中、7年目の若獅子が打線を牽引している。

楽天・鈴木大、ロッテ・荻野のベテラン勢が打線牽引

2勝3敗と負け越し2位に転落したソフトバンクでは、リチャードがwRAA1.6でチームトップだった。12日オリックス戦で今季1号ソロを放つと、翌13日には第1打席から2打席連続ホームランと、持ち前の長打力を発揮。14日の試合では3打席連続三振とまだまだ粗さは残るが、主力を欠く打線の中で23歳の大砲候補が必死のアピールを続けている。

3位・楽天では、鈴木大地がチームNo.1のwRAA3.9をマークした。3試合の出場ながら12打数8安打の打率.667と大暴れ。18日のオリックス戦では第1打席に先制のタイムリーヒットを放つなど4打数4安打の活躍でチームの勝利に貢献し、7月初のカード勝ち越しに導いた。ここから打線全体で調子を上げ、上位2チームを追いたい。

先週2勝3敗と上位進出へ足踏み状態が続いているロッテでは、ベテラン荻野貴司が奮闘している。4試合の出場で16打数7安打、打率.667で、wRAAもチームトップの2.9をマーク。チームは敗れたが、17日ソフトバンク戦で4打数3安打、5回には二盗を決め、史上48人目の通算250盗塁も達成した。

オールスター前2カードを残し、チームは借金1の4位。勝率5割以上で折り返すためにも、36歳のリードオフマンにかかる期待は大きい。

オリックス中川圭が2週連続で躍動

5位のオリックスでは、先週に続き中川圭太がwRAA2.0を稼ぎ、チームトップだった。17日の楽天戦では、3打数2安打3打点の活躍で、チームの勝利に貢献。2試合連続のマルチ安打で、規定打席に未到達ながら打率も3割(.307)に再び乗せており、獅子奮迅の活躍を見せている。

日本ハムの近藤健介が20打数7安打の打率.350で、チームトップのwRAA1.8。16日の西武戦では0-0の6回1死から右二塁打で出塁し、続く4番・野村佑希のタイムリー二塁打で生還し、1-0の勝利に貢献した。

右脇腹の肉離れで戦線離脱した期間もあったが、復帰後は若手中心で構成される打線を大黒柱として支えている。チームは未だ最下位だが、自身の活躍でチームを上位に引き上げていきたいところだ。

オールスターまで残すところあと2カードとなった。コロナ禍に見舞われるチームが増えてきたが、各チームこれ以上感染が拡大することなく、無事に夢の球宴を迎えられることを願いたい。

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